カッピングセラピーとは?
カッピングセラピーとは、別名「吸玉(すいだま)」とも呼ばれている中国の伝統的な民間療法です。世界各国に広まっているカッピングセラピーには、さまざまな名称があります。
例えば、吸角・バンキー・火罐・すいふくべ・抜罐など。もともと治療の一環として扱われてきましたが、現在では、美容やダイエットにも効果が期待できるといわれ、エステの分野でも女性から人気を集めています。
リオ五輪で体操競技に出場した、アメリカ代表・アレクサンダー・ナドゥール選手や競泳のマイケル・フェルプス選手なども、カッピングセラピーを取り入れているようです。さらに、以前から海外セレブの間でもカッピングは流行っており、ジャスティンビーバーやレディ・ガガ、マドンナが自身のSNSでカッピングの痕をアップし、話題を集めました。
カッピングセラピーの特徴と効果
特徴
- 安全性
カッピングセラピーは、強弱が調整でき、あまり痛みはありません。副作用なく施術できることもポイントの一つです。 - 手軽さ
大がかりな機械を使う必要がなく、一度で広い範囲の施術ができます。カップの大きさにもよりますが、正確なツボを探す手間も省けて、時間短縮にもつながっているそう。 - 色素反応
溢血斑(いっけつはん)という、赤くて丸い痕が残るのが特徴です。同じ圧力で吸引を行なっても、老廃物や滞った血液が多い部位は色が濃くなります。
効果
- 血行促進
- 免疫力アップ
- 美肌効果
- 便秘改善
- 足の冷えやむくみ改善
- 老廃物の排出など
施術後の色素反応について
カップを吸着させた部分は、強い圧力によって血液が吸い寄せられます。サラサラな血液の部分だと、ピンクやほんのり赤い痕が残りますが、老廃物や血液の流れが滞っている部分では、赤黒くなるそう。その場合、通常3~7日ほどで目立たなくなる痕が、消えるまでに約1~2週間かかってしまうこともあります。
カッピングの痕の色が濃ければ濃いほど、体調が良くない箇所という証拠です。さまざまな部分を広範囲にわたり、カッピングを行なえば、色の度合いでどの部分が不調なのか一目で把握できます。何度かカッピングを繰り返すことで、血液の流れが改善され、最初は濃く残っていた後も、薄い色へと変化していくのだそう。
疲れがとれない人・腰痛や肩こりに悩まされている人・むくみが気になる人などは、カッピングで身体の内側から症状を改善してみてはいかがでしょうか?デトックスが目的なら週1回、体質改善や健康維持に努めたい方は、月1~2回の施術がおすすめです。