精油とは
精油(エッセンシャルオイル)は100%天然の揮発性オイルのことで、植物の花や葉、果実、果皮、樹皮、樹脂、根、種子などから抽出されてつくられます。精油には4つの特徴があり、それぞれの種類によって効果や効能も変わります。
精油の特徴
- 芳香性がある…強い香りがする
- 揮発性がある…空気中で蒸発しやすい
- 親油性がある…水に溶けにくく、油に溶けやすい
- 紫外線や熱で劣化しやすい
精油の強い香りを直接鼻先で嗅いでしまうと、心地いい香りだと感じられないでしょう。ビンのフタを開いて手で仰いだり、施香紙に精油を垂らしてから香りを楽しみましょう。
精油の選び方
精油(エッセンシャルオイル)の上手な選び方をご紹介いたします。
精油の選び方
- 好きな香りで選ぶ
- 症状や目的に合わせて選ぶ
- 100%天然成分のものを選ぶ
- ラベルの表示を確認する
- 遮光ビンに入っている精油を選ぶ
好みの香り、ピンときた香りを直感で選ぶのがおすすめ。精油の効果を得るには、自分が心地よいと感じた香りを使うことが重要になります。
風邪、花粉症、頭痛、ストレス、冷え性、心身バランスの崩れなど、その日の症状に合わせて精油を選ぶのもひとつの方法です。その日の気分や体調によって選ぶ香りは異なってくるでしょう。
合成香料を使ったものではなく、植物の花や葉、種子などから抽出した100%天然成分の精油を選んでください。
購入前に、ラベルに記載されている表示を確認してください。エッセンシャルオイル名、学名、原産地、抽出部位、抽出方法、ロット番号、使用期限など、きちんと記載されているものを選びましょう。
精油は紫外線や熱に弱いもの。保管に気をつけるのはもちろんですが、なるべく遮光ビンに入っている精油を選びましょう。
精油を選ぶときに1番大切なのは、自分が好きな香りであることが大前提。好きな香りでなければ心地よく受け入れることができませんし、今のあなたに一番必要な香りではないはずです。じっくりと選んで、お気に入りの精油を見つけてくださいね。
精油に関する注意点
精油を使用する際は、注意しなければならないことがいくつかあります。ここでは、精油を使うときの注意点をご紹介いたします。
精油を使うときの注意点
- 飲まない
- 粘膜に触れない
- 直接肌につけない
- 直射日光の当たらない冷暗所で保管する
- 火気のそばで使用しない
- 一度に多くの量を使わない
- 乳幼児、妊婦、既往症の方は使用時に注意が必要
一見、当たり前のことのようですが、可愛いビンや容器に入っていることが多く、幼いお子様がいる家庭など特に注意が必要で、中身が何かわからなくてもいじってみたくなるものです。取り扱いや保管には十分に気を付け精油を使用する前にしっかりと使用方法を読んで、注意点を確認しておきましょう