美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.02.08
実は危険!?精油を使うときの注意点とは?
精油の注意点とは
精油は植物の花や実などから抽出した成分を100%使用しているため、原液のまま直接肌につけると、刺激が強すぎて肌トラブルを起こすことがあります。とくに目や口などの粘膜、傷口は外的刺激に弱いので、できるだけ皮膚につかないよう気をつけてください。なかには、光毒性といって、肌についたまま直射日光に当たると、しみの原因になる精油もあります。使用するときは必ず植物油や専用のジェルなどで薄めてから使いましょう。敏感肌の方は、使用前にパッチテストを行って、肌荒れしないかを確認しておくとより安全です。使用量や希釈濃度によっても異なりますが、同じ精油を長期連用してしまうと、慣れやアレルギーの原因になります。数種類をブレンドしたり、使用しない日を設けたりして、長期連用を防いでください。精油は薬ではないので、あくまで香りを楽しむものと心得ましょう。
年齢や体質によって注意したいこと
最近はベビーマッサージなどが流行っていますが、3歳未満の子どもの肌には使用しないほうがいいでしょう。子どもの肌は大人の肌に比べると敏感で、肌トラブルを起こしやすくなります。また、妊娠中や授乳中、持病がある方は、症状によって使用を控えたほうがいい精油もあります。ジャスミンやメリッサ、シナモンなどは子宮収縮作用があったり、ホルモンバランスが乱れやすくなったりするため、注意しましょう。ネロリやイランイランなどは、妊娠初期から使用しても問題がないので、精油選びにはこだわってください。
精油の正しい取り扱い方法
精油は揮発性が高いので、引火する恐れがあります。精油を使うときは、火の取り扱いに気をつけ、キッチンやストーブといった火の近くでは使わないようにしてください。また、精油は一度開封してしまうと劣化していくため、開封後半年~1年ほどで使い切るようにしましょう。とくに柑橘系の精油は劣化が早く、半年以内での使用が望ましいです。直射日光が当たる場所や湿気の多いお風呂場は、精油の劣化を早めてしまうので、冷暗所での保管がおすすめです。
精油は100%天然成分なので、肌に優しいというイメージがありますが、実は使い方を誤ると、肌に害を及ぼす可能性があります。使用方法を守って、アロマセラピーを楽しんでくださいね。
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