セラピストの爪や指のお手入れはどのように行うのがベストなのでしょうか。セラピストにとって爪や手は商売道具といっても過言ではありません。
万が一、お客様に傷を負わせてしまってはトラブルに発展することも。そうならないためにも、まずは爪や手のお手入れを済ませておきましょう。
セラピストはこまめに手指のお手入れをしよう
セラピストにとって手は大切な商売道具です。特に指先・爪にトラブルがあれば施術に大きな影響が出ます。そこで、ここでは、爪のケア方法をご紹介します。
保湿ケアの徹底を
手のひらや手の甲だけでなくきちんと指先までハンドクリームを塗る習慣を作ってください。
肌だけでなく、実は爪も乾燥します。ポイントは爪周辺の部分にもきちんとハンドクリームを塗り込むこと。
これにより乾燥で爪のツヤが失われるのを防ぐだけでなく、ささくれも起こりにくくなります。
デコボコの爪ケアは慎重に
乾燥による爪のトラブルだけでなく、爪そのものの表面が波打つように凸凹しているケースもあります。
こちらは単純にやすりなどでケアして綺麗になることもありますが、表面的な改善だけではまたすぐにデコボコになってしまう可能性も。
まず、縦に波打つ爪の場合は、乾燥が原因であることが多いです。その他年齢による爪の潤い低下という可能性も考えられます。こちらはハンドクリームでの保湿はもちろん、ネイル用オイルを塗ることもおすすめ。
では、横に波打つ爪の場合はどうしたらよいのでしょうか。
横に波打つ爪は、爪母(そうぼ)という、爪が生えてくる部分に原因があることが多いです。
強い衝撃や不規則な生活を送ることで、爪母に何らかのトラブルが発生している可能性があります。
この場合は、丁寧な甘皮ケアや日々の食生活の中で豊富なビタミン摂取が必要になります。
改善が見られない場合は病院で診てもらうと良いでしょう。
爪の長さにも注意して!
爪の乾燥やザラツキだけでなく長さにも要注意。長く伸びているとお客様の肌を傷つけてしまうので、短く切っておきましょう。
ただ切すぎてしまうと深爪してしまうので注意してください。爪と皮膚の境目であるイエローラインよりも1ミリ残す程度で切るのがベスト。
切った爪はやすりにかけてなめらかにしておきましょう。さらにネイルアートなどのラインストーンやスタッズも肌を傷つけてしまうおそれがあるので、セラピストには不向きです。
セラピストなら知っておきたい爪のお手入れ手順
お客様の肌に直接触れて施術を行うセラピストにとって爪のお手入れは非常に重要。ここでは具体的なお手入れ方法の流れを紹介していきます。
指が長く見えるという理由で爪を伸ばしているという人は多いかもしれませんが、セラピストの場合はお客様に不快感を与えてしまう恐れも。不快感だけならまだしも、マッサージをするときに怪我をさせる原因の一つになってしまいます。セラピストの爪は“短め”が鉄則なので、まずは爪を適切な長さに整えていきましょう。爪の形を整える際には、爪やすり(ファイル)やバッファー、シャイナーといった器具を使用すればOK。お風呂に入った後か、お湯を入れた洗面器に数分ほど手を浸した後にやすりをかけていきます。なお、爪の形にはいくつか種類がありますが、爪に丸みを出す「ラウンド」や「オーバル」といったスタンダードな形を選ぶのがおススメ。
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次は爪の「乾燥」が気になった場合のお手入れ方法について。ハンドクリームを塗って手の乾燥対策をするのは基本ですが、その際に指先まできちんと塗っておけばネイルケアもできて一石二鳥ですよ。爪周りの皮膚をマッサージするように塗ることを意識しましょう。もしそれでも乾燥を予防できなかった場合には、ネイルオイルやネイルエッセンスを塗るのも効果的。さらに保湿を済ませた後、表面にベースコートを施すことでなめらかで綺麗な爪を作れます。ただしハンドクリームとネイルオイルは自分の肌に合わないものを使わないよう、しっかり見極めておきましょう。
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爪だけじゃない! セラピストに必要なハンドケア
セラピストとして働きたいなら爪のケアだけでなく、ハンドケアもきちんと行っておきたいもの。たとえばもし手にマメがあったら、お客様にマッサージした時に不快に思われてしまうかもしれません。そのためには特別なケアだけでなく、普段の生活から注意が必要。実際にプロのセラピストには、重いものを持つときになるべく厚めの手袋をするという人もいるようです。
また手のストレッチもハンドケアとして大切なもの。お店で働いていると力を込めて手を握ることが多くなりがちなので、逆に指を反らすようにストレッチしましょう。毎日続けることで関節の可動域が広がり、手の動きが良くなったり怪我を防止することが期待できるかも。とくにセラピストにとって「腱鞘炎」は深刻な職業病の一つなので、ストレッチなどで地道に対策していきましょう。
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セラピストはしっかりお手入れしておきましょう
手指のスキンケアはもちろん、爪のお手入れや身だしなみもセラピストにはかかせません。お客様を癒す職業ですので、安らぎを与えられる手指となるよう常に心得ておくことが大切です。
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