美容スペシャリストな自分になるために
セラピストの悩みと解決法とは
職業の中でも格好いいイメージがあるセラピストの仕事ですが、体力面、肉体・健康面、人間関係において悩みを抱えながら働いている人も少なくありません。
ここでは、セラピストが抱える悩みと、それをどう解決するかという点についてお話します。
セラピストが抱える悩みとは
心身にストレスを抱えた人達のために癒しを提供するのがセラピストの仕事ですが、セラピストであるがゆえの悩みもあります。
セラピストが体力面、肉体・健康面、人間関係においてどのような悩みを抱えているのか見ていきましょう。
体力面での悩み
セラピストの仕事は見た目よりもずっと体力を使います。立ちっぱなしで仕事を行うことがほとんどですし、マッサージなどを行う時には中腰になって施術を行わなければなりません。
そのため、足がパンパンになるのはもちろんのこと、腰痛などに悩まされる人も少なくありません。
肉体・健康面での悩み
セラピストは風邪を引いてしまったりすると、お客様にうつしてしまう可能性がありますし、不快な思いをさせてしまう可能性もあります。
ですから健康管理にも気を付けなければいけません。
また、マッサージを行う時に手首などへの負担をかけてしまって腱鞘炎になることもありますし、一日に何度も手を洗うことで手荒れが酷くなることもあります。
人間関係においての悩み
セラピストは女性が多い職場なので、やはり人間関係の悩みを抱える人は少なくありません。上手く周りのスタッフに溶け込めることができる人はいいですが、良い人間関係を築くのが苦手な人は職場環境になかなか慣れないこともあります。
セラピストの悩み・解決方法
セラピストの多くは先に挙げたような悩みを抱えながら働いています。悩みを完全に解消することは難しくても、対策を講じることで悩みを小さくすることはできます。
例えば、体力面での悩みについては体力をつけることで解決できます。足腰を鍛えるために毎日スクワットをしたり、ジョギングを習慣にしたりすると、長時間の立ち仕事にも耐えられるようになる位の体力をつけることができるでしょう。
また適度な運動をすると免疫力も高まるので、風邪なども引きにくくなります。ですから運動は健康面でもメリットがあります。
人間関係については、「自分と違うタイプのスタッフとも上手くやっていくように努めることが接客にも生かせる」と前向きに考えるようにするのがおすすめです。自分には合わないと感じるスタッフともコミュニケーションを取るように努力して、どんなお客様とも上手く合わせられるセラピストになりましょう。
自身に合うセラピストの働き方を見つけるためには
近年アロマセラピーなどのサロンを利用する人も増え、それに伴いセラピストの募集も増えてきました。ですが給与形態や教育制度はサロンごとに異なっているので、「どこのサロンに応募したら良いの?」と悩んでしまう人も少なくないはず。そこで下記では、セラピストの求人を探すときのポイントを紹介していきます。
求人サイトを見ると未経験者を募集しているサロンも多くありますが、アロマセラピーは人の体や心に影響を及ぼすもの。正しい知識や技術を持って施術を行うことが必須となります。また歩合制のサロンが多く指名客の獲得によって給料が左右されるため、まずは自身の技術と知識を磨いて多くのお客さまからの信頼を得ることが大切ですよ。
そのため特に未経験の人は、研修制度や教育制度が充実しているサロンを探してみるのがおススメ。中には「リラクゼーションセラピスト 1級・2級」といった資格の支援制度を設けているサロンもあるので探してみて下さい。
また、主婦の人など時間の融通が利くところで働きたいという人も多いはず。業務委託の場合にはシフト制になっていて、プライベートと両立した働き方ができるところも珍しくありません。「1日1時間~OK」といった条件の求人もあるので、自分にとって働きやすい職場を探してみましょう。
関連記事:セラピストが業務委託で働くメリットとは?
セラピストが収入アップを目指す際の悩み
一般的にセラピストの年収は300万円前後と言われています。国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査」によると給与所得者全体の平均給与額は432万円なので、比較すると少し低めという印象がありますね。ですがあくまでも平均額なので、資格を持っていたり指名客を多く獲得するなどの工夫をすることで収入アップを望めるでしょう。
そこで多くのセラピストが抱くのが、「指名をもらってリピーターを増やすにはどうすればいいの?」という悩み。リピーターを増やすためにまず大切なのは「接客力」です。どんなにベテランのセラピストでも、お客さまが安心して施術を任せられると感じなければ指名をとることはできません。
施術前のカウンセリングでは、自分のペースで話すのはNG。相手の話を聞きつつ表情を見ながら「どんな人なのか」、「どんな悩みを抱えているのか」などお客さまのことを知るところから始めましょう。また次に来店したときに、お客さまの名前だけでなく体の状況も覚えておき「前回腰が疲れているとおっしゃっていましたが、いかがですか?」とこちらから声を掛けると、お客さまからの信頼も得られるはず。
そして「技術力」も指名をとるうえで重要なポイントになってきます。基本的な技術ももちろん大切ですが、個人に合った施術を提供することも必要。心地よさを感じる力加減は人それぞれなので、いかにお客さまの好みに合わせられるかがセラピストとしての腕の見せ所です。自分の技術を押し付けることなく、お客さまと相談しながら体を癒す方法を考えていけると良いですね。
悩みを解決して楽しく仕事を
セラピストが抱える特有の悩みについてご紹介してきました。
このような悩みが原因でセラピストの仕事を辞める人も少なくありませんが、せっかく就いた仕事ですから、ぜひ悩みを解決できるように前向きに取り組みましょう。
どんな仕事でも悩みはあるものです。セラピストの仕事だけが悩みが多いというわけではありません。
ですから、ここでご紹介した解決方法をぜひ参考にして、悩みを克服して仕事を継続できる道を探してみてください。
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