フードセラピストとは、食事に関するアドバイスをするセラピストのこと。ここでは、現在増加しているフードセラピストについてご紹介します。食べ物を通じて癒しを得るために、具体的にどんな働きをするのでしょうか?フードセラピストの資格についても説明します。
フードセラピーとは?
フードセラピーとは、今の自分の体に必要なものを適切に食べることで、体調面・精神面の不調の改善を目指す食事療法や栄養療法のこと。
よく栄養士と混同されがちですが、栄養士が国家資格で「栄養素」をもとに食事のサポートをするのに対して、フードセラピストは民間資格で「食育(食事教育)」に重点を置いています。
現代社会では食べ物を選ぶ時にたくさんの選択肢があるので、一体何を基準に食事や食材を選んでいけば良いのかが見極めにくくなってきています。フードセラピストとしての知識があれば、未然に生活習慣病や婦人病を予防することもできるのです。
オーガニックフードセラピストも
フードセラピストにはオーガニックに特化したオーガニックフードセラピストの資格もあります。余分な添加物や保存料を含まないフードを選ぶことによって、シンプルに原材料の味を楽しみながら生活習慣病の予防をすることができます。
オーガニックフードセラピストは、まずオーガニックとは何かという知識を学びます。さらに、実際にスーパーに行った時にどの商品をどんな基準で選ぶのがよいのかをお客様に具体的に提案できるように知識を身につけていきます。
フードセラピストになるには?
フードセラピストは民間資格であるため、各種団体が開催するフードセラピストの講座を受けることで取得することができます。その他にも、通信講座での取得やスクール通学でも取得することが可能です。
また、資格名称が異なっていても、検定内容が食育に関する知識を問うものであればフードセラピストと表現されていることもありますので注意が必要です。例えば、「生活習慣病予防アドバイザー」「マクロビオティックセラピスト」「アンチエイジングフードマイスター」「アスリートフードマイスター」「スーパーフードマイスター」などがあります。自信の目的に合った資格を取得するようにしましょう。
これらは、食育アドバイスをする対象や活用が期待される現場に応じて、学習内容をより専門的に分類しています。例えばアスリートフードマイスターの資格は、アスリートの方に対する食育で、マクロビオティックセラピストの資格は、地産地消で旬のものを取り入れたいレストランやホテル向けの食育として、より専門的なカリキュラムになっています。
まとめ
いかがでしたか?食育に関するプロであるフードセラピスト。知識を得ることができれば、自身の生活にも生かすことができます。
フードセラピスト検定を受ける場合は、自身がどんな食を学びたいのか、また食育のアドバイスをしたいのかを明確にしてから受験することをおすすめします。ぜひ、ご自身のセラピストキャリアに役立ててくださいね。