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心も体もリフレッシュ! ヨガセラピーで心身ともに健康になろう!
ダイエットにも有効な健康法として人気を集める“ヨガ”は、古代インドで発祥した伝統的な宗教的行法が由来で、心の動きをコントロールするための鍛錬として生まれました。その後、肉体を浄化し強化するためのポーズや呼吸法が発明され、現在多くの人が親しんでいる“ヨガ”が生まれることに。
そんなヨガを利用して、心や体を健康にしたりリラックス効果を生み出したりする療法をヨガセラピーと言います。今回は、ヨガセラピーの方法や効果について見ていきましょう。長い歴史を持った療法なだけに、効果の高さは折り紙付きですよ。
ヨガセラピーってどんなもの?
ヨガセラピー(ヨガ療法)とは、言葉の通りヨガを利用した療法のこと。ヨガは英語だと「yoga」と書き、発音によっては“ヨーガ”と呼ばれることもあります。健康促進や精神面に働きかける効果があり、最近ではダイエット方法の一つとしても大人気。ヨガセラピーは総合医療の一つとされ、ヨガのポーズや呼吸法、瞑想法などを組み合わせて行っていくことで、意識的に自律神経の機能を改善し、ストレスの溜りにくい健康的な体を目指すのです。
また、ヨガにプラスして、ヨガ・カウンセリングやヨガの理論学習による認知面のケアを行うこともヨガセラピーの特徴です。身心両方からのアプローチを行うことで、心をコントロールし、様々な効果を実現。心身症や気管支炎、高血圧、ダイエット、うつ病から麻薬患者の治療、刑務所服役者の更生まで多様な目的で使われています。
ヨガセラピーってどんなことをするの?
実際にヨガセラピーではどんな施術が行われているのでしょうか。今回はヨガセラピーとして基本的な、3つの方法について紹介します。流派の違いや指導者の違いによって細かな施術内容は変わってきますが、参考として読んでみてください。
カウンセリング
ヨガセラピーではカウンセリングによって、クライアントの現在の状態を正確に把握し、認知することでしがらみやこだわりから解放されることを目指します。カウンセリングは特に医療行為としてヨガセラピーを行う際に、重要となってきます。
ヨガのポーズ(アーサナ)
自分ができる範囲でヨガのポーズを行っていきます。ポーズ1つひとつにきちんと意味や効果があります。上手にポーズをとることが目的ではなく、ポーズをとることで体の動きに注意深くなるきっかけを作り、変化を知ることができるようになるのが目的です。無理はせず、自分の体と対話しながら行っていきましょう。
呼吸法
普段は意識せずに行っている呼吸を、意識的に行っていきます。呼吸は、交感神経や副交感神経などの感情をコントロールする自律神経にも大きく関わるもの。ヨガの呼吸法“プラーナヤーマ”を行い、呼吸をコントロールすると自分自身の心をコントロールすることが出来るようになるのです。
ヨガセラピーにはどんな効果があるの?
ヨガセラピーにはどんな効果があるのか、代表的なものを紹介していきたいと思います。体や心の悩みを抱えていて、「ヨガセラピーに行ってみようか迷っている…」という人は要チェックです!
身体の健康につながる
呼吸法やヨガのポーズなどを行う中で、しなやかな筋肉をつけたりホルモンバランスを整えたりすることができます。また、骨に負荷のかかるポーズをとることで骨密度がアップし、骨粗鬆症予防にもなりますよ。
免疫力アップ!
ヨガの呼吸法によってナチュラルキラー細胞(ガンを死滅させる細胞)が増えるということが実証されています。そのため、免疫力がつき病気になりにくい体を作るのに向いています。
セルフケア、マネージメント能力の開発
ヨガやカウンセリングを行う中で、体のことだけでなく自分自身について知ることができるのもヨガセラピーの特徴。自分自身を知ることで、ストレスを受けた時の対処法を学び、心身症になるリスクを軽減させることができます。
気分をポジティブに!
自分のことを知りコントロールできるようになることで、ものの見方やとらえ方が柔軟になります。また、よりポジティブな気分になれるので、うつ病や不安障害の改善などにもつながっていきますよ。
ヨガセラピストはどのようになるの?
ヨガセラピーを専門とするセラピストのことを「ヨガセラピスト」と呼びます。もし、ヨガセラピストになりたい、と思った場合はまずヨガインストラクターの民間資格が必須。その上でさらに、ヨガの理論やヨガセラピーのカウンセリング方法、医学や心理学など幅広い知識を学ぶことが必要になります。ヨガセラピストの講座にはインド政府公認のものなど、様々な種類があるので自分が学びやすそうだと思ったところを選ぶと良いでしょう。
関連記事:ヨガセラピストになるには必須事項! 代表的なヨガのポーズ
ヨガセラピストを目指す人必見!役立つ資格とは
ヨガセラピストを目指して資格取得を目指す時、いろいろな種類の資格がある中でどれを選べばいいのか迷ってしまうこともありますよね。以下では代表的な資格をご紹介していくので、資格選びの際に参考にしてみてください。
一つ目は「一般社団法人 日本ヨガメディカル協会認定 ヨガセラピスト」の資格です。資格を取得するにはまず、協会に会員登録することが必要(登録会員または一般会員)。そして有料の認定資格プログラムを受講し、「認定会員」への登録を済ませることで資格を取得できます。
認定資格プログラムの講座はヨガの経験に関係なく受験可能で、介護・医療の現場でヨガセラピーを導入する際に必要な基礎知識を学ぶことができます。そのほかカリキュラムには患者に信頼してもらうためのコミュニケーションスキルや、セラピストに必要な解剖学を学べる講義も。また仏教文化につながるマインドフルネスの理解を深めたり、ヨガセラピストの活動を日本で行うための職業倫理について学ぶこともできますよ。
講義を受講した後は、課題としてレポートや事例発表を課されることに。課題レポートの審査に合格し、申請書などの手続きに不備がなければ資格取得という流れになります。なお資格取得後も3年ごとにヨガセラピストとしての倫理講座を受講するか、レポートを提出して資格を更新していく必要があります。
また「全日本ヨーガセラピスト協会認定 ヨガインストラクター」は、主にジムなどでヨガレッスンをする際に必要な知識を習得していくもの。同協会の「ヨガインストラクター養成講座」はヨガの経験を問わず受講できるよう、初級・中級・上級とステップアップ式で進んでいきます。少人数での実践形式が中心で、ヨガや健康についての基本的な知識だけでなく、指導者になることを想定して生徒とのコミュニケーション方法まで学ぶことができるそう。さらに仏教の聖地・ブッタガヤで地元の人々とふれあい、文化体験をする授業なども実施されています。資格取得後には就職サポートをしてもらえたり、ヨガレッスンやワークショップを無料で受講できたりとサポート体制も充実しているのが嬉しいポイント。医療関係者はもちろん、美容師や栄養士など幅広い受講者がいるようなので興味がある人は調べてみるといいかもしれませんね。
ヨガセラピーは体だけでなく心もより前向きにしてくれます。気分が落ち込んでいたり、ストレスで最近寝つきが悪い、食べすぎてしまう…なんて人はヨガセラピーを体験してみてはいかがですか? 心と体の両方からリフレッシュすることができますよ。
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