熱したもぐさをツボの上に乗せる“お灸”。最近では初心者でも簡単に使えるお灸が販売されていて、自宅で美容のために活用しているという女性も多いようです。今回はそんなお灸の活用法をご紹介していきます。
自宅でできる“お灸美容法”
お灸とは一言でいうと、ツボを温めることで全身の血行を促進する方法のこと。体が温まればお肌のくすみを改善できる上、水分の代謝がよくなってむくみも取れるそう。ただし具体的な効果はどのツボにお灸するかによって変わるため、自分の悩みに合ったツボを見つけておくと良いでしょう。
中には美容に良いと言われているツボもあります。たとえば内くるぶしを指の幅4本分上がったところにある「三陰交」は、冷え性や肌荒れに悩んでいる人におすすめ。またヒザ頭のちょっと下、すねの縁にある「足三里」はむくみ対策に効果的だと言われています。さらに手のひらの人差し指と親指の間にある「合谷」は、肩こりやストレスに効果的という説も。
今ではお灸といっても煙が出ないタイプや火を使わないタイプもあり、自宅で簡単にトライできます。ネット上では「お風呂前にお灸。むくみを取りたかったのよ~」「セルフお灸にハマってる! 冷え性とむくみにほんと効く」といった声が上がっていて、普段の生活に取り入れている人も多くいるようです。
芸能人のお灸利用法
またお灸を使っている芸能人も多くいて、中でも有名なのが女優・釈由美子です。釈は昨年、妊娠中にお腹の赤ちゃんがひっくり返ってしまう“逆子”に悩まされていました。そこで「三陰交」と「足三里」のツボに鍼とお灸を施したそうで、ブログでは「お灸治療をしてもらった夜のこと。お腹の中の蹴る位置が明らかに変わったのがわかりました!」と報告。さらに「そんなに、即効性があるの?って驚きましたがお腹を触ってみると、頭の位置も下の方に下がったのが確認できました」と驚きの声を上げていました。体の冷えを解消できるお灸は、美容だけでなく逆子対策としても大人気で、芸能界では他にも山本モナやはしのえみなどが活用しています。
ちなみに自宅でお灸を使う場合、血行が良くなる入浴後や食後は避けた方がいいと言われています。「寝る前にお灸やってみたら、次の日頭が冴えて作業効率アップした気がする」と、就寝前に行っているという声が多いようなので、参考にしてみるのもいいかも。
画像出典:Jun K / IMG_6642-1 (from Flickr, CC BY 2.0)