美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.03.14
セラピストの講師ってどんなところで働いてるの? 仕事内容や待遇について
アロマセラピーにヨガセラピー、フラワーセラピーにカラーセラピーなど、世の中には様々な種類のセラピーがあります。こうしたセラピーの知識や技術を独学で身につけていくことは難しいので、専門の「講師(インストラクター)」から教わっていくことになるんですね。
今回はそんなセラピストの講師について、具体的な仕事内容やなり方を見ていきましょう。どんなところで働いているのか、待遇はいいのかといったことまで紹介していくので、将来的には人に教える立場になりたいと考えているセラピストの人は読んでみてください。
セラピストの講師とは
どんな種類のセラピーであっても、講師になるにはまずセラピストとしての実務経験が求められます。当たり前ですが、自分がセラピストとして働いたことがないのに、人にものを教えることなんてできませんよね。実際に講師の求人では「経験者募集」「実務経験5年以上」といった記載があり、セラピスト歴数十年という人が働いていることも珍しくありません。
それだけに、講師として活躍したいなら人に教えるのに十分なスキルや知識を持っていることを証明することが大切。サロンで実務経験を積むことはもちろん、様々な民間団体から発行されているセラピストのインストラクター資格を取得しておくのもオススメですよ。また、これまでどういったスクールで、どんな講座を担当してきたのかという“講師としての経験”も強みになります。講座を受ける人からすると、長年セラピーの世界に関わってきて、実績や経験が豊かな人の話を聞きたいと思うもの。そのためスクールによっては公式サイトの講師紹介ページで、講師たちの今までの経歴や取得している資格について掲載しているところも多いんです。
セラピストの講師の待遇って?
セラピストの講師と聞くと「やっぱりみんな正社員じゃないの?」と思うかもしれませんが、実際にはアルバイト・パートや業務委託など、様々な働き方があります。ネイルスクールなら安定して講師の仕事があるかもしれませんが、サロンで新しいサービスが始める時や、新規サロン開店時にスタッフを研修するために期間限定で講師が必要になることも多いもの。いつでも講師の仕事があるわけではないんですね。
そして収入も働き方によって変わり、例えば業務委託で働く場合には「完全歩合制」で給与を受け取ることになるでしょう。これは固定給がなく、売り上げの内から決まった割合が自分の収入になるという給与システム。セラピストの講師なら、講座料のうちから決まった割合が自分の収入になるというパターンがあり、この場合には受講者数が多ければ多いほど収入がアップすることになるんですね。つまり人気が出なければそれだけ収入が減ってしまうので、しっかりと準備して受講者を増やす努力を行っていかなければいけないんです。
セラピストの講師の様々な働き方
セラピストの講師の働き方についてですが、これも働く場所によって大きく変わってきます。例えばスクールであれば、「座学」と「実技」を組み合わせた講座を行っていることが多いようす。まずはそのセラピーについての知識を学んで、それを受講者同士などで実際に試してみたりして自分のものにしていくんですね。
そして講師を派遣するサービスを行っているスクールもあります。そうしたスクールで務めると、新規開店したサロンなどに出向いて、スタッフの研修を行うことになるんですね。また、最近では美容室やネイルサロンなど、美容業界の他のお仕事でもセラピストのサービスを導入しているところが増えています。そこではハンドマッサージやアロマ、ヘッドスパなど、専門的なスキルを持っているセラピストが講師として重宝されることに。
その他カルチャーセンターなどでセミナーを開き、一般の人々に向けてセラピーの知識を教えることも。セラピストの施術は心と体を癒すもので、普段の生活にも大いに役立ちます。ストレス解消や体の不調を改善するためにセラピーを行ってみたいという人も、多くいるんですね。ただし受講者がセラピストやセラピスト志望者でないということは、専門知識を持っていないということ。専門的な話でも難しい用語を使わずに、分かりやすく話すことが求められます。人気講師になることを目指して、知識やスキルだけでなく、上手い話し方なども学んでみてはいかがでしょう?
画像出典:WorldSkills UK / Beauty Therapy (from Flickr, CC BY 2.0)、WorldSkills UK / Beauty Therapy – Katie Wright (from Flickr, CC BY 2.0)、Norio NAKAYAMA / fragrantearth STYLEAROMA (from Flickr, CC BY 2.0)
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