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作成:2016.12.02
一般事務になるには試験に合格することが大切! 一般事務になる方法や主な職場とは
オフィスワークをする仕事のなかでも人気の高い「一般事務」。とくに女性が憧れる職業として有名ですが、どんな業種の会社にも事務職は必要なので、様々な会社や団体から一般事務の仕事に関する求人が出ています。
しかし、そうした求人を見たことがあっても、「じゃあ実際に一般事務になるにはどうすればいいの?」と思ったことはありませんか。今回は、一般事務になるための方法やポイント、またどんなところで働いているのかをご紹介していきます。
一般事務になるには
一般事務の仕事をするために必須の資格はありません。そのため、各企業や団体の採用試験に合格することさえできれば、誰でも一般事務の仕事に就くことができます。しかしいざ働き始めると書類整理や経理関連の処理、事務作業などについての能力が求められるため、会社によってはエクセルやワードなどのパソコン作業ができることを条件に掲げていたり、簿記検定やビジネスに関する能力の検定を取得していることを応募資格に加えるところも。できれば就職活動に備えて、一般事務の仕事で役に立つ資格を持っておくと良いですね。
なお、一般事務の求人では学歴不問としている会社もあるので、高校卒業からそのまま一般事務を目指す人もいるようですが、多くの人が専門学校や大学を卒業したあとに就職しています。進路が最初から定まっているなら、一般事務に役立ちそうな資格を取得できそうな学校に通ったり、在学中に必要な知識を吸収しておくと良いでしょう。
また、ほとんどの企業や団体が経験者を優遇する傾向にあり、中途採用が活発であるというのも一般事務職の特徴。仕事内容が多少異なっても、事務職としての経験さえあれば採用にプラスになることもあるそうです。事務に関わる仕事をした経験があるという人は、履歴書にその具体的な仕事内容や期間について記して、面接でもアピールしてみるのがオススメ。
どんな場所で働いているの?
それでは事務職の人は具体的にどんな場所で働いているのか、見ていきましょう。一般事務の職場は大まかに「民間企業」と「官公庁」の2つに分けることができます。
民間企業
民間企業の場合は各会社が行う採用試験に合格できれば事務の仕事をすることができます。仕事の内容は会社の規模によって大きく変わり、中・小規模の会社であれば経理をはじめ会社内の事務作業、社外とのやり取りなどを包括的に行うことが多いようです。
それに対して、大企業の場合は仕事内容によって部署が別になりがち。たとえばデータ入力や来客対応などの一般事務を行う「総務」に、財務や会計に関する処理を行う「経理」。そのほかにも営業職のサポート業務をこなす「営業事務」や、資材や材料の発注を行う「管理事務」など、様々な役職に分かれています。営業事務や管理事務の場合は、会社で取り扱う商品やサービス、営業内容を把握するなど、専門的な知識が必要となる部署なので一般事務とは異なる資格や経験が必要になることがあります。
官公庁
民間企業と同じように、地方の行政や政府が運営する団体のなかにも事務の仕事はあります。たとえば、都道府県庁や市役所などで住民の手続きや処理を行う「行政事務」が代表的ですね。ほかにも、教育に関する仕事のサポートをする「学校事務」や、警視庁や警察署などで警察業務に関する事務仕事を行う「警察事務」という仕事もあります。
どの仕事を行う場合でも、採用のための公務員試験に合格しなければなりません。国が運営する省庁などで働く場合には「国家公務員一般職」、地方で働く場合には「地方公務員」になるめの試験を受験するのですが、国家公務員一般職になるための試験は地方公務員の試験よりも難しいようです。
そして、地方公務員の試験は「上級」「中級」「初級」と3つに分かれています。当然ながら「上級」がもっとも難しいわけですが、その分給与やキャリアアップのチャンスも高いのです。「初級」は独学でも合格することが可能と言われていますが、現在は公務員を志望する人が多いため、地方公務員の試験に合格するのも容易ではありません。そのため、公務員試験のための講座や通信教育を実施している学校もあるほど。またほとんどの場合、試験には年齢制限が設けられており、その条件は自治体によって異なるので、官公庁での事務仕事を目指している人は応募条件をあらかじめ確認しておきましょう。
画像出典:Steve wilson / business woman (from Flickr, CC BY 2.0)、k4dordy / studying(from Flickr, CC BY 2.0)、Caleb Roenigk / Study(from Flickr, CC BY 2.0)