美容スペシャリストな自分になるために
需要拡大中!!目元のケアに特化したプロ「アイリスト」に迫る
メイクのなかでも、女子がとりわけ力を入れるのが“アイメイク”。アイシャドウをたっぷり塗って、アイラインを引く。また、ビューラーやホットカーラーでまつげをカールさせて、マスカラをたっぷりつける。たくさんの努力の結果、自分が満足するアイメイクが完成するのですが、学校や出勤などで忙しい朝には大変ですよね。
そんな女子のメイクの負担を減らしてくれるのが、アイリストです。人工まつ毛を植毛する「まつ毛エクステ」や、まつげのカールを持続させる技術を使って、専門店も続々とオープン。今回はそんなまつ毛ケアのプロフェッショナル・アイリストについて紹介していきます。
アイリストの仕事内容
若い女性を中心に大人気のアイリストですが、実際にどんな仕事をしているのか気になりますよね。もちろん、目元のケアが全般になるのですが、それぞれ細かなところまでこだわりがあるので、詳しく見ていきましょう。
カウンセリング
アイリストの仕事は、まずカウンセリングからスタート。天然パーマやクセッ毛など人それぞれ髪に特徴があるように、まつげにも個性があるので、お客様のまつげに関する状態や悩みを確認。その後、どうやって施術を進めていくのかを決定します。目のまわりの施術には大きな不安が伴うので、お客様に安心してもらえるような丁寧なカウンセリングを心掛けましょう。
まつ毛エクステ
まぶたに人工まつげを植毛して、まつげの量を増やす施術方法です。まつげエクステを何本つけるか、どんな角度で植えるかなど、細かなところまで決めていきます。どんな風につけていくかが決定したら、さっそく植毛! 専用の接着剤を使ってエクステをまぶたに取り付けていきます。
つける位置がズレると目に違和感が残ってしまうので、1本1本ていねいにつけていきましょう。
まつ毛カール/まつ毛パーマ
自まつげに特定の施術を行うことで、まつげのカール感を維持するための方法で、主に2つの方法があります。髪に例えると、ヘアアイロンで髪をカールさせるのが「まつ毛カール」、専用の液でパーマをあてるのが「まつ毛パーマ」と言えるかもしれません。そのため、同じ施術を選んだとしても、やり方は人によってさまざま。
まつげが硬い人の場合は通常よりも長めの時間が必要になったり、カールやパーマの仕方が左右で変わったりすることがあるので、お客様によって臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
資格があればあるだけレベルアップにも繋がる
アイリストになるためには、「美容師免許」が必須。というのも、専門知識が少ないアイリストによるまつ毛エクステでの被害が増大したからです。そのため、アイリストの仕事をするためには、美容師免許が必ず必要ということになりました。しかし、反対に美容師免許だけあれば良いというわけでもありません。
美容師免許はあくまでも美容師のための免許、アイリストになるための知識や技術は一から身につけなければなりません。せっかく勉強するなら、持っていると有利になる免許を取っておくといいかもしれませんね。
美容師免許(必須)
2008年3月に、厚生労働省より「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」が発表され、まつげエクステを施術するところは美容所登録を行わなければならないということと、施術者は全員が美容師免許所得者でなければいけないということが決められました。
まつげに関する施術の資格
他にも、「アイデザイナー技能検定」や「まつ毛エクステンション技能検定」、「アイラッシュリスト技能検定」など、まつ毛に関する検定を受けておくこともおススメします。また、JWA日本ウィングエクステンション協会の「レベルチェックテスト」は、資格そのものにはなりませんが、自分のレベルを図れるいい機会になるので、興味がある人はぜひ受けてみてください。
需要が高いアイリストが活躍できる場とは?
アイリストの活躍の場は、主に3つです。どこもアイリストの仕事自体は変わりませんが、少しずつ特徴があるので、その違いについて見ていきましょう。
エステ
トータルサロンとして、取り入れるところが多くなっているようです。エステティシャンとしての経験や資格がなくても、美容師免許を持ってればOK。ただし、即戦力として欲しいという場合もあり、“アイリスト経験のある人”という条件がプラスして加わることも。
美容院
新しいサロンがオープンしたり、既存の美容サロンがまつ毛ケアの施術を新たに行うことになったりするケースが多いです。ただ、まつ毛ケアを専門でやるというよりは、美容師としての仕事も平行してやることにもなるので、仕事量は他に比べて多いかもしれません。
アイラッシュサロン
目元のケアに特化したサロン。美容サロンでは、午前中から午後の早い時間にかけては主婦層や学生が中心で、夕方頃からは会社帰りのOLなどが多くなるのが特徴です。また、最近では、残業して夜遅くまで働く女性のために、夜の20~21時頃まで営業しているサロンもあり、帰りが遅くなることもあります。
アイリストの給料&休日は?
どんどんと需要が高まっているアイリストですが、その分休みが無いんじゃないか?という不安や、逆にお給料高いじゃ?という期待もあるかもしれません。では、実際にはどのくらいなのか見ていきましょう。
給料
サロンにもよりますが、給料は月給およそ18万円からのスタートとなります。また大手の美容サロンであったり、アイリストとしての経験が豊富であったりする場合は月給20万円以上も望めます。さらに、それにプラスして指名料などの歩合がつくケースもあり、スタッフを束ねる立場である「チーフアイリスト」などになると、月収30万円以上を望めることもありますよ。
休日
アイリストの仕事は接客業のため、土日祝日などの世間的な休日が稼ぎ時になり、自分の休暇は平日に取るというスタイルになります。だいたい月に8日ほど休み、というところが多くあります。とくに忙しくなるのは夏休みや冬休みなどの長期休暇や、結婚式が多いシーズンやクリスマス前。イベントが多いこの時期や、個人で指名をもらうことが多くなると、長期的に休みを取ることが難しくなることもあります。
美容師免許は持っているけど、アイリストの経験は全く無いという人でも、ほとんどのサロンが教育制度を設けているので、安心して挑戦してみてくださいね。
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