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作成:2020.12.10

ブライダル

ウェディングプランナーは、結婚・出産後も活躍できる?ブライダル業界で長く働くためのコツ


 

女性にとって憧れの仕事の一つである、ウェディングプランナー。せっかく憧れの仕事に就けたのだから長く続けたいものの、実際に結婚・出産を経ても活躍できるのでしょうか。この記事では、ウェディングプランナーが結婚や出産をした後にも長く活躍していくためのコツを見ていきましょう!

ウェディングプランナーは、女性が長く活躍しやすい!

■結婚や出産の前例が多い

女性スタッフが多く在籍しているため、すでに結婚や出産を経験している先輩たちが多いのがブライダル業界の特徴。産休や育休を経て復職している実績も少なからずあるでしょう。そんな先輩たちにアドバイスをもらったりサポートをしてもらったりしながら働くことができるので、ライフイベントがあっても長く続けやすいという声も多いのです。

■美容業界の中でも特に年齢不問

ウェディングプランナーを含めたブライダル業界の仕事は、美容業界の中でも特に年齢不問で働けるのが特徴的です。

特に、30代や40代で結婚式を挙げる場合には「若い方より、落ち着いていて話しやすいベテランのプランナーさんに担当して欲しい!」というカップルも一定数いるため、年齢を重ねたからといって仕事が少なくなるということもありません。むしろ、年齢を重ねることで有利に働ける場合も多いのです。

■お休み制度が整っている会社が多い

ブライダル事業を行っている会社は、比較的会社の規模が大きい点が特徴的。そのため、休暇や福利厚生などの待遇が整っている場合も多いのです。制度をしっかり活用して働くことで、無理なく働き続けていくことが可能に。産休育休、介護休暇、アニバーサリー休暇など、会社で用意されている制度はフルに活用して働いていきましょう。

結婚・出産を経て退職する人に多く見られる理由


 

結婚や出産を経ても続けられるとは言え、そういった転機で退職を選択する人ももちろん存在します。続いては、どんな理由で退職をする人が多いのか見ていきましょう。

■お休みがシフト制で不規則

新郎新婦の予定を優先することが必須のため、お休みはどうしても平日になることが多々。シフト制のためなかなか家族や友人との休みが合わず、子供の学校の行事などにも参加が難しいのが退職理由として多く挙げられます。また、挙式が近づくとイレギュラーなシフト変更なども発生し、より予定が読めなくなってしまうことも。

■休みの日でも連絡が入ることが多い

プランナーしか把握していない内容も多いため、たとえシフト上ではお休みの日だとしても、担当している新郎新婦からの問い合わせに対応しなくてはいけないことが多々。挙式が近くなると決めることも増えるため、どうしても連絡の頻度も増えていきます。やりがいも大きいとはいえ、プライベートの時間にも仕事のことを考えなくてはいけないというのがストレスになり、退職を選択する人が多いのです。

■給料が上がりにくい

ウェディングプランナーの仕事はやりがいが大きいものの、給料のアップがなかなか難しい職種。一般企業のように毎年必ず昇給するというわけではなく、会社の業績によって支給額が左右されることも多いのです。また、美容師やネイリストといった他の職種と違い、お客様から指名をされてインセンティブを稼ぐということも難しいため、給料を上げるためには長く在籍をし続けることが必要に。

その他、基本給とは別に残業代が支給されるということは少なく、「拘束時間に対して給料が割に合わない!」と感じてしまう人も多いのです。

■クレーム対応によるストレスが大きい

結婚式というのは、一生に一度の大イベントですよね。数百万円という大きな金額を払って式をあげるため、新郎新婦や親族のこだわりもとても強いもの。もちろんウェディングプランナーへの期待度も高いため、些細なことでもクレームになりやすいのです。中には、打ち合わせの段階でクレームになり、「プランナーを変えて欲しい!」と言われてしまうことも。また、挙式当日に何らかのトラブルがあると、たとえプランナーに非がないとしてもプランナーにクレームが来ることになります。

 

どれだけ気を付けていたとしても、クレーム対応は多かれ少なかれ必ず経験するもの。そのストレスによって退職を検討してしまう人もいるのです。

 

結婚・出産後もウェディングプランナーとして働くためのコツ

・実家に近い場所で職場・自宅を探す

結婚だけであればあまり変わらないものの、出産をした後には大きく生活が変わりますよね。幼い子供の世話をしながら働くというのは想像以上に大変なことなので、子育てをサポートしてくれる実家の近くに引っ越して働くことが長く続けるためのコツですよ。

 

子供が急に熱を出したり体調を崩したりした時にも、挙式の途中で抜けて迎えに行くことはできません。実家の近くにいれば家族に代わりにお迎えに行ってもらうこともできますし、仕事で帰りが遅くなる時にも代わりに面倒を見ていてもらうこともできます。

 

・独立してフリーランスになる

会社に勤めるのではなく、独立してフリーランスのウェディングプランナーとして働くというのも一つの手です。ただ、美容師やネイリストと違って、ウェディングプランナーは常連のお客様が一緒についてきてくれるということはありません。

 

そのため、自分でブライダルサロンを立ち上げるのではなく、会社と業務委託契約を結んで挙式の進行を受託し、場所を借りて働くという方法が一般的。自分のプライベートに合わせて案件を調整して受託することが出来るので、無理なく続けることができますよ。また、打ち合わせ以外の事務作業などは自宅でできることもあるので、家族との時間もつくりやすくなります。

 

・育児が落ち着くまではパートやアルバイトとして働く

正社員という雇用形態ではなくとも、ウェディングプランナーとして働くことはできます。子供が小さくてフルタイムで働くのが難しい間は、パートやアルバイトといった働き方を選ぶのも良いでしょう。アルバイトであれば比較的希望のシフトで働きやすく残業も少ないので、プライベートとの両立がしやすいのが特徴的。

短い時間であってもプランナーとして現場で働き続けることにより、正社員としての職場復帰もしやすくなりますよ。

 

・短時間勤務制度を利用する

雇用形態は正社員のままで、時短で働くというのも長く続けるための手段。以下の条件を満たしていれば、国で定められている短時間勤務制度を受けることができます。

  • 3歳に満たない子供を養育していること
  • 1日の所定労働時間が6時間以下でないこと
  • 日々雇用される者ではないこと
  • 短期間勤務制度が適用される際に育児休業中でないこと
  • 労使協定により適用除外とされていないこと

参考:短時間勤務制度について(厚生労働省)
 

短時間勤務制度を利用することで「10~17時まで」というように1日の所定労働時間を原則6時間に変更することができ、子供が3歳になるまで持続することが可能。ウェディングプランナーを続けるに当たってネックとなる「長時間拘束」という問題が解決できるため、働きやすさもぐっと上がりますよ。

 

女性の割合が高いブライダル業界では、時短勤務制度を積極的に推進している場合も多々。国で定められている制度以外のオリジナルの制度を導入している会社もあるので、先輩社員たちの前例を聞いてみましょう。

・担当分業制を設けている会社を選ぶ

クレーム対応もブライダル業界の仕事の一つとは言え、毎日クレーム対応に追われていてはなかなか定時で仕事を終わらせることも難しいですよね。そのため、担当分業制で働ける会社を選ぶことも長く働き続けるコツですよ。

 

来店から諸々の打ち合わせ、挙式まで一括して新郎新婦を担当するのが担当一貫制、業務によって別のスタッフが担当するのが担当分業制です。担当分業制であればクレーム対応は専任のスタッフが担当しますし、それぞれ職責が限られているので目の前の自分の仕事だけに集中することができるのがメリットですね。

入社前に、先輩たちの前例をしっかり質問しましょう!

そもそもブライダル業界は、女性スタッフがほとんどを占める業界。そのため、すでに結婚や出産を経験してきた先輩たちの前例もとても多いのです。働く場所を考えたり、お休み制度を上手く活用したりすることで長く活躍していくことが可能に。

 

入社する前には、面接の段階で女性の先輩たちの結婚や出産の前例を聞いてみましょう。産休育休制度が整っている会社も多いので、会社の福利厚生について事前に確認しておくことも大切ですよ。

後悔なく、長く活躍できるような会社選びをしてくださいね!

Author:美プロ編集部

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