美容スペシャリストな自分になるために

更新:2020.10.07

作成:2020.10.05

ビジネス

求人広告に掲載する写真の効果的な撮影方法!使用する画像の注意


 

求人広告を出す際に、もっとも重要な要素の1つである画像写真。何気なく求人を眺めている時にも、まず目に飛び込んでくるのは画像ではないでしょうか。

 

求人広告がずらりと並んでいる中でも、印象的な画像が使われていれば多くの求職者に目を留めてもらうことができるはず。より効果的な画像や写真の選び方を学んで、魅力的な求人広告を作成しましょう。

 

INDEX
■求人広告に最適な画像の種類とは?
■<美容業界・職種別>求人広告にどんな画像を掲載すれば良い?
■スタッフ写真を撮影するコツ
■画像選びの3つのポイント
■画像選びの際に気を付けたい、著作権や肖像権
■まとめ

求人広告に最適な画像の種類とは?


 

数多く並ぶ求人広告の中で、求職者の判断材料となるイメージ画像。せっかく良い労働条件を掲げて求人広告を作成しているのに、載せている写真が暗かったり魅力的じゃなかったりすれば台無しです。そもそも、求人広告に載せる画像はどんなものを選べば良いのでしょうか。ここでは、求人広告に載せる画像の「種類」をご紹介します。

 
【求人広告に載せる画像の種類】

  • 実際に働いているスタッフの写真
  • 懇親会などの社内イベント風景
  • オフィスや店内の写真
  • お店やサロンの外観写真
  • こだわりのインテリアやオリジナル商材
  • サービスを象徴するデザインサンプル

 

このような画像を求人広告に載せている企業が多いのではないでしょうか。絶対にコレでなければいけないと言うわけではありませんが、実際に働いているスタッフやサロンの店内を掲載する事をおすすめします。求職者は、その画像を見て自分が働くイメージを膨らませますので、実際と異なる画像を載せてしまうのは良くありません。

 

美容室やネイルサロン、エステサロンやヘアメイクサロンなど、サービス自体を提供しているサロンでは、求人広告にデザインサンプルなどを写真に収めて掲載すると良いですよ。実際に、美容業界の求人広告としてどのような画像を掲載したら良いのかを見て行きましょう。

<美容業界・職種別>求人広告にどんな画像を掲載すれば良い?

一般的な企業の求人と共通する部分はありますが、美容業界だからこそアピールできるポイントもあるのではないでしょうか。美容業界で働く人は、自身の技術をお客様へ提供して対価を得るため、サロン全体の技術レベルも入社前に知っておきたいところです。美容業界で求人したいと考えている人は、是非、参考にしてみてくださいね。

美容室の求人に最適な画像例

【お店の雰囲気】


 

やはり、何と言っても働く現場を見ておきたいという人も多いのではないでしょうか。サロン見学会を行う美容室もありますが、そうでない場合も求人に応募する前にはサロンの雰囲気を確認しておきたいですよね。セット面が何面あるのか、どこに何があるのかなど、なるべく店内を全体的に写しだせると良いでしょう。

 

【シャンプー台】


 

美容室にあるシャンプー台が、サイドシャンプーなのかバックシャンプーなのかも気になるところです。ヘッドスパのメニューがある美容室などは、サロンのコンセプトを求人広告でもアピールできると良いのではないでしょうか。

ネイルサロンの求人に最適な画像例

【施術シーン】


 

ネイル施術のイメージを持てるように、このような施術中の画像を選んでも良いでしょう。また、ネイリストがどのような服装で仕事をしているのかも求人に応募する前に知っておきたいですよね。施術シーンの画像があるだけで、実際に勤務する時に近いイメージを持てるのではないでしょうか。

 

【ネイルデザインサンプル】


 

ネイルサロンでは、どのようなデザインをメニューとして提供しているのかはサロンによって異なります。シンプルネイルやキャラクターネイル、さらにはジェルネイルだけを扱うサロンやスカルプチュアなど、サロンの技術レベルも併せてネイルチップから見てもらえると良いでしょう。

エステサロンの求人に最適な画像例

【使用する機械や施術シーン】


 

エステサロンでは、アロママッサージや脱毛、痩身エステなどさまざまなメニューを提供します。サロンで使用している機械や施術風景を画像で掲載する事で、どんな機械を使って施術をしていくのか、またはオールハンドなのかなどを知る事が出来るでしょう。

 

【制服や在籍エステティシャンの雰囲気】


 

エステティシャンと言えば、サロンから貸し出された制服を着ている事がほとんどですよね。エステティシャンとして働きたいと考えている人にとって、どんな制服を着て働くのかは結構重要なポイントなのです。セラピストであれば、それほど体のラインが出る制服ではない印象ですが、エステティシャンが着る制服は体のラインが出ているものが多いので、画像で事前に伝えてあげるというのも親切です。

ヘアメイクサロンの求人に最適な画像例

【サロン内の雰囲気や施術シーン】


 

ヘアメイク専門店や結婚式場など、ヘアメイクアーティストの活躍の場はさまざまです。ナイトワークをする人達へのヘアメイクやブライダルヘアメイクなど、どんなヘアセットをしていきたいかによって異なります。求人するサロンがどのような現場を中心としているのかを明確に表しておきましょう。

 

【ヘアセットサンプル】


 

これまでにヘアセットを行った画像を載せる事で、在籍するヘアメイクアーティストの技術レベルを知ってもらえるのでおすすめです。「このサロンに就職したら、このようなヘアセットも出来るようになる!」などと希望を持てるようになります。浴衣用のヘアセットだけでなく、パーティー用、結婚式の参列用など種類豊富に画像を用意できると良いですね。

マツエクサロンの求人に最適な画像例

【施術ルームやパウダールーム】


 

どんなマツエクサロンで働けるのかとイメージできる画像を選ぶと良いでしょう。施術ルームだけでなく、メイク直しをするパウダ-ルームなども写しても良いかもしれませんね。マツエクサロンは、ガーリーなイメージを作り出すために、可愛いインテリアを揃えているサロンも多いです。こだわりの家具や雑貨を写す事で、非現実的な空間に憧れる人もいるのではないでしょうか。

 

【施術シーン】


 

アイリストは、美容師免許を持っている事が必須条件となり、サロンに就職するまでにマツエクやまつ毛パーマの技術を習得している人も多い職業です。近年、まつ毛エクステの種類も豊富になり、シングルや3D、ボリュームラッシュなど取り扱うメニューもさまざま。アイシャンプーを行うサロンもあり、他店と差別化を図っているメニューの施術シーンを載せてみても良いでしょう。

スタッフ写真を撮影するコツ


 

求人広告に自社の写真を掲載するには撮影が必要です。カメラマンに依頼するのも良いですし、社内でカメラを上手に扱える人に依頼しても良いでしょう。

 

例えば、美容室の求人であればサロンにあるシャンプー台やセット面を写して掲載しても良いですよね。ポイントとなるのは、求職者にとって働くイメージができるかどうか。実際に業務で使用する機械やサロンの雰囲気を撮影してみても良いでしょう。

 

どんな業種でも共通して言えるのが、働くスタッフが他にもいるという事。求職者は、「どんな人が働いているのだろう」と不安に思う事もあるでしょう。求人広告では、実際に働くスタッフを撮影して掲載してあげると、よりイメージしやすいのではないでしょうか。そこで、スタッフの写真を上手に撮影するコツをご紹介します!

スタッフの写真撮影で心がけること

求人広告に掲載するためのスタッフ写真を撮影する上で心がける事は、「自分が求職者の気持ちになる」ことです。写真は求人広告で一番目立つ部分でもあるので、より自然な写真を載せられるようにしましょう。撮影する時は、以下の事を意識してみてはいかがでしょうか。

 

  • 親しみやすい満面の笑みで撮影
  • 実際に在籍しているスタッフを撮影
  • 身だしなみを整えて清潔感ある写真を撮影
  • 働いている様子がわかる写真を撮影

 

このように、求職者が働いた場合をイメージできたり、どんな企業なのかがわかるようにしたりすると、応募率もぐんと上がるのではないでしょうか。また、社内イベントなどでスタッフの仲の良さをアピールするのも良いでしょう。しかし、飲み会のシーンを撮影する際などは注意が必要。お酒が苦手な人やプライベートと仕事を分けたい人にとっては、敬遠してしまう事もあるのです。

アングルや構図で変わる写真の印象


 

ただ写真を撮るだけでなく、さまざまな角度から撮影してみてはいかがでしょうか。同じスタッフを写しても、仕上がりや写真の印象が全く変わります。被写体の良さを最大限に写しだせるアングルや構図を見つけてみましょう。

 

正面から撮影
かしこまった印象、落ち着いた印象

下から撮影
成長性を感じさせる印象、元気な印象(若手社員、営業職募集などに適している)

上から撮影
広がりがある印象(集合写真などに適している)

斜めから撮影
立体感がある印象

 

募集する職種によって、どのような人材を求めているのかは変わってきますが、あまりにも欲しい人材とかけ離れた雰囲気の写真だと、ミスマッチを呼んでしまいます。なるべく欲しい人材と近しいイメージで写真撮影を心がけましょう。

画像選びの3つのポイント


 

求人広告に掲載する上で、何枚も写真撮影をする事となります。その中でも、どの写真を選ぶべきか迷ってしまう事もありますよね。そんな時は、3つのポイントを参考に選んでみて下さい。

Point1.画像が明るく鮮明である

画像が暗く粗ければ、企業自体が古びているように見えてしまいます。働くスタッフを撮影したものあれば、暗くて疲れている印象にも見えるでしょう。自分が求職者の立場になってみると、絶対にその企業は選ばないと感じるのではないでしょうか。

 

ネイルサロンなどでは、ネイルチップを技術の証に求人広告に載せる事もありますが、このような写真で考えても鮮明さが重要となるのです。求人広告にどのような画像を使おうとも、明るさと鮮明さは必要不可欠なのです。

Point2.フリー素材でない

web上には、フリーでダウンロードして自由に使える画像が多く提供されています。とても便利で、イメージに合った画像も多く存在するのですが、このような画像は見る人が見ればすぐにわかってしまいます。

 

Webデザイナーやイラストレーターなど、この手のフリー画像を多く扱って来た人が見れば一目瞭然。実際の企業の様子とは違うのだろうな…と感じ取られてしまいます。そうなれば、どんなに良い条件で求人を出していても疑いの目を持たれてしまうかもしれません。なるべくオリジナルの画像を掲載するようにして下さいね。

Point3.採用ターゲットとの整合性がある

画像の構図やアングルでもあったように、採用したいターゲットとかけ離れたイメージの写真を使用することは避けた方が良いでしょう。例えば、女性を多く募集したいのにスーツ姿の男性ばかりが写っていたり、アットホームな社風を謳っているのに写っている人の表情が硬かったりといった原稿では本当に欲しいターゲットに訴求することができません。

 
撮影をする前にはどんな人を採用したいのかをよく考え、そのターゲットが魅力に思ってくれるような写真を撮影することを心掛けたいですね。

画像選びの際に気を付けたい、著作権や肖像権


 

目を惹く画像であれば、何でも良いというわけではありません。「このアイドルが好きだから」という理由で、芸能人の画像を使うなどはもってのほか。自社の求人広告を華やかに見せたいという気持ちもわかりますが、ルールを無視してはいけません。求人広告に掲載する画像を選ぶ際に、ルール違反とならないように注意してくださいね。

 

  • モデルや芸能人の写真を無断で使う
  • 退職したスタッフの写真を使う
  • お客様の写真を無断で使う

 

このような事には特に注意が必要です。「著作権」と「肖像権」に抵触する可能性が高く法律上の権利侵害と考えられるのです。

 

モデルや芸能人の写真を無断で使用する事や、退職したスタッフやお客様の写真を断りなく使用する事は肖像権に抵触します。肖像権に抵触した場合には、民事訴訟の対象となるので注意が必要です。中でも、芸能人の写真は主にパブリシティ権という経済的な価値を保護する権利を持っています。そのため、芸能人の写真を無断で使用する事はパブリシティ権を侵害している事になるのです。

 

また、第三者の著作物を無断で使用する事も著作権法に抵触するため注意が必要です。著作物には、「音楽」や「歌詞」、「映画」、「小説」や「論文」、「絵画」や「写真」などがあり、これらの第三者が持つ著作物を使用する際には、必ず著作権を持っている人から使用許可をもらう必要があります。「この写真は、サロンのイメージと合っているから店内写真に丁度いい!」といって、無断でダウンロードする事のないようにして下さいね。

 
また、退職したスタッフやお客様が写り込んでいないかどうかも注意が必要です。自社で撮影した写真とは言え、求人情報で不特定多数の人に見られるという事に対し、本人の承諾を得ていない場合には肖像権の侵害にあたりますので写真の使用を控えましょう。

まとめ

求職者が求人広告を見て、企業の雰囲気や働くスタッフを確認する上で最も大切な「画像」。どんな画像を選択するかによって、求職者に与える印象は大きく変わるでしょう。

 

また、求人広告に掲載する画像はフリー素材などのネット上にあるものではなく、企業のオリジナルで画像を用意すると、より職場の雰囲気が伝えられるのではないでしょうか。実際に働いている人がわかると良いですね。

 

写真撮影を行う際には、明るく緊張をほぐした状態で行うようにしてください。顔がこわばっているようでは、求職者に与える印象が悪くなってしまうので、そんな時は少し談笑をしてから撮影に臨んでみてはいかがでしょう。「求職者の気持ちになって」撮影を行うようにしてください。

Author:美プロ編集部

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