美容スペシャリストな自分になるために

更新:2020.03.04

作成:2020.03.02

美容部員

春にピッタリ!ナチュラルメイクで優しいイメージを演出


 

まるで素肌みたいな自然なファンデーションに、蒸気したようなチーク。控えめなピンクのアイシャドウと艶を重視したリップ。冬服から明るい春服に着替えたら、メイクも衣替えしたいですよね?女子アナみたいなあざと可愛さを狙いたいなら、今年の春はぜひ「ナチュラルメイク」を。今回の記事では、ナチュラルメイクの基本から、簡単にできるメイク方法までご紹介します♪

INDEX
■ナチュラルメイクって?
■point1.ベースメイク
■point2.アイメイク
■point3.眉メイク
■point4. チークカラー
■point5. リップ
■肌の調子を整えて

そもそも、ナチュラルメイクってどんなメイク?

ナチュラルメイク。言葉自体は聞いたことがあるけれど、いまいちどんなメイクなのかが分かっていない人も多いはず。ずばりナチュラルメイクとは「メイクをしていないみたいな、自然な透明感があるメイク」のこと。つまり、ただ薄くメイクをすれば良いというわけではないのです!

 

手抜きメイクをして「これはナチュラルメイクだから~」と言っているそこのあなた。その考えは間違えていますよ!ナチュラルメイクで大切なのは、透明感のある肌・血色の良い頬・自然なのにぱっちりとしたアイメイク、そして潤いのある唇。ナチュラルメイクを極めることで、誰もが羨む元から美人顔を作りだすことができるのです。

point1.ベースメイクは透き通るような明るい肌色に

まずベースメイクのポイントは、肌荒れやシミなどのトラブルをしっかりカバーしつつ、透明感を演出すること!

POINT

・厚塗りはNG!ファンデーションはサッと一度塗りで

・目指したいのは、マット感よりもツヤ感

・リキッドファンデはブラシで塗る

・肌トラブルはコンシーラーで隠す

 

パウダータイプのファンデーションをスポンジで塗ると、どうしても肌にしっかりと塗っている感じが出てしまいます。ナチュラルメイクの時には、パウダーよりもリキッドファンデーションを。

 

また、下地にも様々な種類があって迷ってしまいますよね。実は下地の色にはそれぞれ異なるメリットがあり、自分の肌の見せ方をコントロールすることができるのです!コントロールカラーとも言われている下地の種類を簡単にご紹介します。

グリーン
肌の赤みを消して白く見せる効果。ニキビの跡をカバーするのにも効果的

ピンク
くすんだ肌色や青白い肌色を、血色良く見せてくれる効果

イエロー
日本人の肌色に合った、健康的な印象をつくってくれる。クマやくすみをカバーする効果もあり

ブルー
肌の黄色味を消して、透明感を出す効果。くすんだ肌色を明るく見せる効果もあり

クリア
色味がないため、肌本来のナチュラルさを出すことができる

 

「日焼けして肌が黄色っぽくなってしまった」「肌が青白くてメイクをしても血色が悪く見える」など、肌の悩みに合わせてコントロールカラーを使い分けると良いですね。ブルーベースかイエローベースか、元々の肌によっても使うべき下地は異なってきますよ。自分の肌色に何が合っているのか分からない人は、一度美容部員さんに相談してみましょう。


 

ナチュラルメイクの際には、カバー力があってしっかり色づきのある下地よりも、クリアやイエローなど元々の肌色を引き立てるようなものを選ぶと◎

また、肌トラブルが発生している時や寝不足で目元にクマが出てしまっている時には、メイクも可愛く仕上がりませんよね。そんな時にはファンデーションを厚塗りするのではなく、コンシーラーでカバーをしましょう!

 

パウダーファンデーションの場合はファンデーションを塗る前に、リキッドファンデーションの場合は塗った後に上から重ねるようにポンポンとなじませます。ニキビやシミだけでなく、毛穴やほうれい線も自然にカバーすることができるというナチュラルメイクの強い味方なのです。

point2.アイメイクは濡れ感あるアイシャドウで

続いてはメイクの要とも言えるアイメイク。目力を重視したいところですが、ナチュラルメイクではあくまで自然に、なおかつぱっちりした目元を作ることが大切です!頑張りすぎない引き算メイクを意識すると綺麗に仕上がりますよ。

 

POINT

・パウダーよりもクリームアイシャドウを使う

・肌馴染みの良いピンクやオレンジをチョイス

・さりげなくラメやパールをひそませる

・マスカラはボリュームタイプではなくロングタイプ

・アイラインはまつ毛の生え際だけ

 

まず気を付けたいのは、肌馴染みの良い色のアイシャドウを選ぶこと。トレンドのブルーやグレー、グリーンといったカラーは一旦封印して、ピンクやブラウン、オレンジのアイシャドウを使ってアイメイクをしていきましょう。

 

もちろん重ね塗りは禁止!色がほんのりついているかついていないか、くらいの塗り方でとどめておいてくださいね。パウダーよりもクリームタイプのアイシャドウの方がより肌馴染みがよく、なおかつ崩れにくいのでおすすめです。ラメやパールを使いたい場合には色味のない透明なものを選んで、指でまぶたのふちにポンポンと乗せて馴染ませるように伸ばしましょう。

 

いつもは目尻をしっかりと跳ね上げるアイライナーも封印!アイラインはむしろ引かなくても良いくらいですが、引くとしてもまつ毛の生え際を埋めるだけにしましょう。元々の目の幅を超えて引いてしまうと、どうしてもナチュラルさがなくなってしまいます。

また、いつもはブラックのアイライナーを使っている人は、ナチュラルメイクの時にはブラウンやグレーに変えてみても良いですね。それだけでぐっと優しく、自然な印象を与えることができますよ。

 


 

そして、最も力を入れたいのは長くて自然にカールしたまつ毛!ホットビューラーでしっかりとカールをつけたら、ロングタイプのマスカラを根元から塗りましょう。ボリュームタイプにすると印象が強くなりすぎてしまうので、必ずロングタイプのマスカラを。マスカラの色も、瞳の色に近いブラウンの方が黒より柔らかい印象をつくることができます。

 

いつものメイクと比べて少し物足りないくらいが、ナチュラルメイクの正解。肌が白く、ブルーベース寄りの人はピンクを、肌の色がやや濃いイエローベースの人は淡いオレンジをチョイスするとより自然に仕上がりますよ。

point3.眉メイクはやわらかいイメージの太めに

続いては、顔の印象を大きく左右する眉メイク。しっかりと形を決めて整えるのではなく、自眉を活かして少しぼさっとした感じを残すのがトレンドですよ。

 

 

POINT

・眉尻を太めにして、あまりしっかり描かない

・アイブロウパウダーで柔らかくぼかす

・自眉を活かす!整えすぎないくらいでOK

 

ナチュラルメイクでは、眉毛も「あまり手入れしすぎない、自然な状態」にすることが大切。細すぎる眉や、あまりにも元々の眉と異なる形に整えすぎないようにしましょう。ツイーザーを使って産毛の手入れをする場合は、眉の下だけにとどめることがポイント!眉の上の毛まで全て手入れしてしまうと、ナチュラルメイクとは対照の人工的な印象になってしまいますよ。

 

また、眉メイクのアイテム選びで気を付けたいのは、地毛の色や瞳の色と近い色を選ぶということ。髪色が暗いのに極端に明るいカラーのアイテムを選んだり、アッシュ系の髪色なのにブラウンのアイテムを選んだりしてしまうと眉だけが浮いたような印象の顔になってしまいます。肌や髪・元々の瞳の色が薄い人は薄いブラウン系のアイテムを、黒髪やアッシュ系のヘアカラーをしていて瞳の色も濃い人はグレー系のアイテムを選ぶとよりナチュラルな仕上がりになります。

 

眉の形としては、あまりアーチを付けすぎないこともポイント!顔立ちのはっきりした外人さんはアーチを付けても自然に仕上がりますが、優しい顔立ちの日本人の場合は並行眉の方が顔なじみが良いのです。生えたままのような、少し太めでぼさっと感の残る眉に仕上げてみましょう。

 

 

眉メイクのやり方としては、まずはペンシルで眉毛の形をなぞって整えます。眉頭や眉尻はあまりしっかりと描かない方がベター◎次にアイブロウパウダーを使って、ペンシルで描いた眉をぼかします。眉頭の方を少し太めに、眉尻に向かうにしたがって少しずつ細くなるようにぼかすことを意識しましょう。最後に、毛流れと逆方向に眉マスカラを塗っていきます。少しぼさっとした仕上がりが、ナチュラルメイクを際立てますよ。

point4. チークカラーは健康的な素肌を演出するコーラル系で

次に、チーク。頬が少し蒸気したような、血色の良さを意識してチークを仕上げるのが良いですね。何度も重ね塗りして「メイクしています!」感を出さないように注意。ナチュラルメイクの場合は、使用するチークの色をトレンドに合わせるのではなく、元々の肌色に合わせて選びましょう。

 

POINT

・日本人の肌に馴染む、コーラル系をチョイス

・チークを塗る範囲はいつもより狭く

・パウダータイプよりもクリームタイプを

 

日本人の肌は少し黄色味があるのが特徴なので、ブルーベース・イエローベース問わずコーラルピンクが馴染みやすいのです。普段はピンクやローズ系のチークを使っているという方も、ナチュラルメイクの時にはコーラルピンクを使ってみましょう。また、ラメやパールの強いものもナチュラルメイクには適していません。マットタイプのものを選んでくださいね。

 

そして、チークを入れる位置や範囲にも少し気を付けてみましょう。あまり広範囲にチークを乗せてしまうと、どうしても人工的な仕上がりになってしまいます。もちろん重ね塗りもNG!鏡に向かって微笑んだ時にぷくっとふくらむ場所にチークを塗るようにしましょう。クリームタイプやリキッドタイプのチークを指に少量乗せて、ポンポンと優しく頬に馴染ませます。パウダータイプだと粉っぽさが出て肌から浮いて見えてしまうので、肌に密着しやすいクリームやリキッドのチークを使います。肌の内側から発色しているような、柔らかくて自然な印象に仕上げることを心掛けて。

 

point5. リップは発色の良いカラーをグラデーションに

最後はリップメイクです。濃い色を重ね塗りするのはもちろんNG!元々の唇の色を少し濃くした、くらいの仕上がりを目指しましょう。大切にしたいのは色の濃さよりもツヤ感。上品で健康的な唇に仕上げて下さいね。

 

POINT

・唇の中心からグラデーションになるように

・マットリップより、水分の多いテクスチャのものを選ぶ

・リップバームやグロスで自然なツヤを出す

 

ツヤを出したい時には、ラメの入ったリップを選んでしまいがち。ですが、ナチュラルメイクの時にはラメやパールの輝きに頼らず、自然なみずみずしさとツヤを出すようにしましょう。マットタイプのリップをそのまま塗ると色がしっかり付いてしまうので、マットタイプを使う場合にはリップブラシに少量取ってから唇に乗せると◎

 

リップの色は、鮮やかなレッドやローズではなく淡いピンクを選びましょう。元々栗ビルの色が少しオレンジ寄りの人は、オレンジ系のリップを選んでもOK!ただし、色が濃すぎると人工的な印象になってしまうので、ピンクとオレンジを混ぜたようなコーラルのものを選ぶと良いですね。

 

メイクの方法としては、まずは透明なリップバームかグロスを唇全体に薄く塗ります。次に、色の付いたリップを唇の中心だけに乗せ、唇の端にかけてグラデーションになるように指でぽんぽんと馴染ませていきます。グラデーションにすることで、唇全体に色が付いていないとしても自然な立体感を出すことができますよ。ナチュラルメイクの時には、唇の形を際立たせるリップライナーの使用はNG!あまり主張しすぎない、自然な発色を意識してみてください。

 

肌の調子を整えて、ナチュラルメイクをより完璧に!

ナチュラルメイクでもっとも重要なのは、何より肌の透明感!透明感を出すためには、寝不足や栄養不足の肌の状態は絶対にNGです。まずは素肌の調子をしっかり整えて、メイク映えする肌を作り出しましょう♪

クレンジングは手抜きせず念入りに!

アイシャドウやマスカラが目元に残っていると、それだけで目元のくすみやシミの原因に。また、油分を含んだ化粧品を落とし切れていないと、肌荒れがしやすくなります…。あまり強くこすりすぎると肌を傷つけてしまうので、なるべく優しくメイクをオフしましょう。お風呂に使って体をあたためると、メイクも綺麗に落としやすくなりますよ!

クレンジングにもジェルタイプやクリームタイプ、オイルタイプなど様々なラインナップがあるので、自分の肌に合ったものを見つけましょう。

化粧水と乳液で抜かりなく保湿を

しっかりクレンジングと洗顔をしたら、お風呂上りに欠かせないのが保湿!お風呂から上がると、肌の水分はあっという間に抜けてしまいます。せっかくの潤いを逃がさないように、お風呂上りにはまず化粧水を!また、化粧水には潤いを与える成分はあるものの、肌に蓋をして閉じ込めておく機能がありません。そのため、化粧水と乳液は必ずセットで。

その他、顔以外の潤いはボディクリームやボディオイルで補充をしてあげましょう。肌の潤いはしっかり守っているのに、体はカサカサ…なんてことのないように。全身潤いのある美肌を目指したいですね。

スチーマーで肌にうるおいを

今人気の美容機器。その中でも、肌にうるおいを与えるスチーマーは注目です。エステにあるような本格的なメイクオフや保湿が自宅で簡単にできるので、肌トラブルに悩んでいる人はぜひチェックを。スチーマーには肌にうるおいを与えるだけでなく、メイクのノリを良くしてくれる効果もあります。また、スチーマーを使っているだけでメイクオフができるメニューなどもあるので、目的に合わせて選べると良いですね。

栄養バランスの整った食事を

肌の調子を整えるために最も大切な要素の一つである、食事!忙しいからといって栄養食品だけで終わらせてしまったり、ダイエットのために極端な食事制限をしたりするとすぐに肌に現れてしまいます。肉、野菜、卵、お米やパンをバランスよく摂取すると、それだけで肌の揺らぎが驚くほど少なくなりますよ。間食やお酒の量を減らせば、1日3食しっかり食べても健康的に体型をキープすることができます。サプリメントに全て頼ろうとせず、まずは栄養のある食材を食べることを心掛けて。

寝だめは禁止!毎日しっかり睡眠を

「平日は忙しいからあまり寝られないけど、週末に寝だめをしているから」「私はショートスリーパーだから3時間睡眠でも大丈夫」と言っていると、いつか肌がボロボロに…。美肌にとって欠かせないのは、十分な睡眠です!昼夜逆転して朝に眠りにつくことも美肌の大敵!どんなに忙しくても、夜はスマホをいじらずに部屋を真っ暗にして睡眠をとりましょう。それだけで肌トラブル知らずの美肌を作り出すことができますよ。ちなみに、少しでも光があると、脳が「今は昼だ」と判断して熟睡ができなくなります。部屋の電気を全て消して、アイマスクをして眠りにつくと良いですね。

 

ナチュラルメイクもしっかりメイクも、まずは肌の調子を整えることから。規則正しい生活で、季節を問わず、いつでも疲れ知らずの美肌を作り出しましょう♪

しっかり作り込まれたナチュラルメイクを


 

お分かりいただけたでしょうか?実は「ナチュラルメイク」といっても、アイテムからメイク方法までしっかりと考え込まれているのです。トレンド感と抜け感をほどよく混ぜたナチュラルメイクは、男性ウケも女性ウケも抜群ですよ。

 

メイクに使うアイテムはどれも、ドラッグストアに行けば1000円以内で購入できるものばかり!手ごろな価格でアイテムを揃えて、いつもとは違う自分になってみましょう。この記事を参考にナチュラルメイクの練習をして、憧れの「元から美人顔」を手に入れてくださいね♪

Author:美プロ編集部

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