美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.11.08

作成:2017.10.30

美容師

トータルビューティシャンとは?

トータルビューティシャンとは

トータルビューティシャンとは、美容に関する総合的なサービスを提供する仕事です。通常、美容サービスは美容師・メイクアップアーティスト・ネイリスト・エステティシャンというような分野にわかれていて、それぞれのジャンルを専門の施術者が担当します。それらを一手に担い、外見をトータルで美しく磨きあげ、一人ひとりを変身させられるのがトータルビューティシャンの魅力です。

ヘアセットなど髪を触る仕事やマツエクの施術をする場合には、美容師免許は必須。そのほか、JMAメイクアップ技術検定・認定フェイシャルエステティシャン・JNAジェルネイル技能検定・ファッション色彩能力検定など、各美容分野の資格を取得しておくと役に立ちますよ。また、トータルビューティシャンは人を内面から美しくする仕事でもあります。人が美しくなるためには、心身が健康でなくてはなりません。そのため、アロマテラピーやカウンセリングなど、メンタル面をケアするのも立派な役割です。

トータルケアサロンでは、どんなメニューがある?

ヘッド

  • ヘッドスパ
  • カラーエクステ

フェイス

  • まつ毛エクステ
  • まつ毛パーマ
  • 小顔コース
  • フェイシャルマッサージ

ボディケア

  • 全身アロマリンパケア
  • ボディトリートメント
  • リンパトリートメント
  • ボディーマッサージ
  • 整体
  • キャビテーション痩身
  • 超音波スリミング

フットケア

  • 足裏・リフレクソロジー
  • ドイツ式フットケアー
  • 足裏の角質
  • コポリーネ(巻き爪の痛みを軽減)

その他

  • 脱毛
  • ネイル
  • 酸素カプセル

トータルビューティシャンを目指すためには

トータルビューティシャンになるためには、さまざまな美容術を身につけなければなりません。

そのため、養成施設でヘアメイク・エステ・メイク・ネイル・ファッションなどについて幅広く学び、美容室、エステサロン、ブライダルエステサロン、化粧品メーカー、スポーツ施設などへの就職を目指します。

トータルビューティシャンを学べる専門学校のカリキュラム

1年目の前期はエステやメイク、ネイルなど、美に関することをトータルで学んでいいます。後期からは「自分がもっと学びたい!」と思うコースを選択。メイクアップコース・エステティックコース・ネイルアートコース・インナービューティーコース・モデルコースなどが用意されており、好きなコースを選べます。

メイクアップコース

ビューティーアドバイザーとして、メイクアップのすべてを学べるコース。スキンケアやブライダルメイク、香粧品などを学習します。

取得可能な資格

トータルメイクアップ検定ベーシック・アドヴァンス、サービス接遇検定1~3級、きもの講師免許2~3級など

エステティックコース

学習内容はフェイシャルエステ・ボディエステ・ボディリラクゼーションなどのエステ技術や、エステティックカウンセリング・サロンワークなどの接客技術、美容に関する基礎知識です。

取得可能な資格

CIDESCOインターナショナルエステティシャン、AEA上級認定エステティシャン、Ajesthe認定エステティシャン、Ajesthe認定上級エステティシャンなど

ネイルアートコース

ネイリスト技能検定試験1級とジェルネイル技能検定試験上級取得を目指すコース。ネイルケアやジェルネイルなどの基本的な技術はもちろん、皮膚学やメイク技術も学べます。

取得可能な資格

ネイリスト技能検定1〜3級、トータルメイクアップ検定ベーシック、パーソナルカラーコーディネート検定ベーシックなど

インナービューティーコース

美容全般を2年間通して学ぶコースです。ヘアメイクやアロマオイル学、ボディエステなどからヨガやダイエット学までエステサロンで活かせる内容となっています。

取得可能な資格

トータルメイクアップ検定ベーシック、ネイリスト技能検定2〜3級、ジェルネイル技能検定試験初級など

モデルコース

ファッションショーや雑誌で活躍するプロのモデルを養成するコースです。ポージングやウォーキング、ナレーションを学ぶことができます。

取得可能な資格

トータルメイクアップ検定ベーシック、JNECネイリスト技能検定試験3級、パーソナルカラーコーディネート検定ベーシックなど

2年目は現場実習・資格取得など目的に合わせてより専門的にメイク・エステ・ネイル・インナービューティー・モデルを学びます。全日程が終了後は、憧れの美容業界に就職するか、美容師の資格を取得したい人は3年次に進入することも可能です。

養成施設の魅力は、実践的なカリキュラムを受けられることです。学校によってはサロンが設置されているところもあり、在学中から実務経験を積むこともできます。こうした経験は就職にもつながるため、メリットだといえます。

就職先はどこ?

トータルビューティシャンの主な就職先は、エステサロン・美容室などです。近年、美容施設ではサービスが多様化し、メイクアップやネイルアート、リラクゼーションなどもメニューに取り入れることが多くなってきています。そのため、美容に関するあらゆる技術を提供でき、一人で幅広い要望に対応できるトータルビューティシャンは、各施設でニーズが高まっているようです。

現在ではブライダルエステサロンで、花嫁のトータルビューティを手がける求人も増えてきており、ドレスコーディネートやメイク、ネイルなどからボディケア・セラピーまで幅広く行なわれています。そのほかにも、モデル・俳優などのメイクアップやスタイリングを担当して、テレビ・雑誌の撮影現場で活躍している人も。最近では、ホテルにビューティサロンが併設されるケースも増え、トータルビューティシャンの働きの場は年々増加傾向にあるようです。

Author:美プロ編集部

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