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作成:2017.10.26
爆笑問題も仰天! 奈良時代の役所は超ブラック
奈良時代の社会生活について取り上げていきます。テレビ番組『探検バクモン』で紹介された奈良時代の勤務事情や視聴者の声をご紹介。昔の人たちの仕事ぶりに興味がある人はぜひ参考にしてください。
木簡から紐解く奈良時代の社会生活
社会で働いている人の中には長い勤務時間に頭を悩ませている人も多いと思います。実際、ネット上には「今日も残業でクタクタ。最後に定時で帰れたのはいつだろう」「平日は夜遅くまで働いてるから休みの日はずっと寝てる(泣)」といった声がちらほら。
実は、こういった多忙な社会生活は現代ならではのものではありません。10月18日に放送されたNHKの番組『探検バクモン』では、爆笑問題の2人が「奈良文化財研究所」へ潜入し、奈良時代の平城京に暮らしていた人たちの社会生活を調査。意外な暮らしぶりが明らかとなりました。
「奈良文化財研究所」には、平城宮に勤める下級役人たちが書いたメモ“木簡”が数多く保管されています。中には指の関節の長さと名前が記載された“IDカード”のようなものや、勤務評価をつけた木簡も。これには爆笑問題・太田光も「すごい進んでる感じがする」と驚愕。視聴者からも「へぇー! 奈良時代にIDカードとはビックリ」「個人認証なんて最先端!」「勤務評価とか現代の会社と変わらないね」「意外と管理社会だったのか」といった声が上がっています。
奈良時代の役所はブラックだった!?
さらに木簡を見ていくと、当時の役人たちの過酷な労働状況が見えてきました。中でも注目が集まったのは、役人の出勤日数が書かれていた木簡。1年間の日勤が320日で、夜勤が185日、トータルの出勤日数が505日だったことが読み取れます。このことから、役人たちが1日に日勤も夜勤もしていたことがわかりました。
これには爆笑問題の2人も「超ブラック!」と大笑い。視聴者からは「いや、ブラックを超えてる」「奈良時代から日本の労働環境は過酷だったんだ」「これは労基が踏み込んだ方がいい(笑)」「今より大変じゃない!?」と、驚きの声が続出することに。
過酷な労働環境にいた当時の役人たちは不満もたまっていたようで、愚痴が書かれた木簡もあったようす。「昇進させて」といった内容のものや、「給食のおかずがまずい」といった役人たちに出される食事に対する文句も。これには同情した視聴者が多く、「仕事きついのに食べ物がおいしくないのは嫌だよね」「うちも社食が不味いから気持ちがわかる」と共感の声が相次ぎました。
木簡から明らかとなった意外な奈良時代の社会生活。仕事が大変なのは今も昔も変わらないようですね。
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