美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.10.13
まだいける! 中高年の転職活動最前線
40代、50代の転職の実態を解説。『クローズアップ現代+』で紹介された中高年向け求人の実態や、実際に転職した人の声を紹介していきます。転職活動のポイントについても取り上げていますので、今の仕事に限界を感じている方は参考にしてみてください。
中高年の転職事情
9月19日に放送された『クローズアップ現代+』では、40代、50代の転職について特集。中高年の採用に踏み切った企業や実際に転職した人の仕事ぶりに密着しながら、転職の際に求められるスキルや考え方について紐解いていきました。
今年は転職者の数が300万人にも上ると言われていて、その中でも40代以上の転職者は5年間で2倍ほどに増えているのだとか。世間の中高年は転職に対し「40代を超えたら難しそう」「今の会社より収入が減るかもしれない」といったイメージを抱いているようですが、実際に転職した人からは「本当にいい転機になった」「年収は前の会社よりは上がりました」といった声が上がっています。
大阪の医薬品メーカーでは、中高年を中心に年齢や専門性などは一切不問というこれまでにない社員募集を実施。自動車のエンジニアから教師など、様々な経歴の人から応募が殺到しました。中高年をターゲットに据えたのは、本来の事業に慣れすぎていない人、違う価値観を持ち生産性を高めてくれる人を探すため。採用された10名のうち半数は、医薬品と全く無関係な経歴の持ち主です。
“ポータブルスキル”を武器にした転職活動
IT業界からこの医薬品メーカーに転職してきた48歳の男性は、転職から3カ月で新しい事業を立ち上げるように命じられます。会議では他の社員にとって新鮮すぎる発言が飛び出し、「今までにない人物」と評されました。中高年の転職において鍵となるのは、業種や職種などの垣根を越えて発揮できる“ポータブルスキル”と呼ばれる能力。それまでの仕事で培った経験から、「パートやアルバイトの管理能力」や周りのモチベーションを上げていく「モチベート力」といった汎用性のあるスキルを見出し、アピールポイントとしていきます。
中高年の転職には年収のリスクはつきもの。ですが5年、10年経てば当初より年収が上がるといったケースも多々あるそうで、最初から高望みをしすぎないことも大事なんだとか。転職活動が長引いてしまうことが懸念される場合は、働きながら次の職を探すといったやり方がおススメ。年齢を理由に転職をあきらめている人も、今の時代ならさらにやりがいのある仕事が見つけられるかもしれませんよ。
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