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日本でも同性婚はできる?LGBTの結婚式事情
日本でも増え始めている同性婚
日本でも需要が高まってきた同性婚
LGBT向けの結婚式事業は「あまり需要がない」と思われがちですが、実はそうでもありません。LGBTとはレズビアン(女性の同性愛者)・ゲイ(男性の同性愛者)・バイセクシャル(両性愛者)・トランスジェンダー(性別にとらわれない考え方を持つ人)の頭文字を繋げた言葉のこと。日本のLGBTの人口は約20人に1人と言われるほど身近なのです。これは関東地方だけでも200万人以上はいる計算になります。その6割にパートナーがいるとすると、成立する同性カップルは60万組を超えるのです。
LGBTの方は可処分所得が高い傾向があるのに、結婚式を挙げるのをあきらめるケースが多い現状があります。しかし、同性カップルの半数以上が「結婚式を挙げたい」という思いを抱いている人が多いようす。
海外ではヨーロッパを中心に同性婚が盛んに
ヨーロッパはイギリス・フランス・オランダ・スペインなどの国で同性婚が認めてられており、結婚式も盛んに行われているそう。カナダでは同性婚OKを大々的に謳っており、アメリカでも一部の州で同性婚が認められています。国や地域、宗教上の理由によって理解度や法整備に格差は生じていますが、世界全体としては同性婚を認める動きが活発になっているといえるでしょう。
同性婚OKの結婚式会場が増えている
近年では同性同士での結婚式が挙げられる式場が増えています。最近ではディズニーランドで式を挙げたカップルが話題になりました。これまではブライダルコーディネーターが準備を進めても、結婚式を挙げる会場が見つからないこともあったそうです。しかし東京都渋谷区を皮切りに全国各地で発行されはじめた「パートナーシップ法」により、同性カップルが結婚式を挙げられる会場が増えてきました。現在ではLGBT向けに結婚式が挙げられることを公表している会場が全国で380ヵ所以上あり、これからも増えることが予想されています。
結婚式を挙げるうえでの配慮
LGBTの方はごく身近にいる、ということは、いずれ結婚式にも招待される可能性があるということです。その際に、どのような配慮が必要なのでしょうか?
結婚式に出席するLGBTへのブライダル事業者の配慮
LGBTの結婚式の場合、招待客にもLGBTの方がいることを念頭に置かなければなりません。特に気を付けなければいけないのは披露宴会場になるホテルやゲストハウスのお手洗いです。例えば、見た目は男性でも心が女性である、という方は男子トイレを使用することに抵抗を感じる方がいます。女子トイレのパウダールームを使いたいという方もいることでしょう。そのような要望に柔軟に対応する必要があります。このケースの場合には施設を貸切って対応するパターンが多いようです。
結婚式に招待された出席者のマナー
結婚式のプログラムは、一般的な結婚式と同じように進むのですが、マナーとして心得ておかなければならないことがあります。
カップルと身近な方であればあるほど頼まれる可能性が高い祝辞を述べる際に、「夫婦」という言葉ではなく「パートナー」という言葉を使うように心がけましょう。
両親や親族を招待できずに不在のまま結婚式を挙げるカップルも、中にはいるでしょう。そういった事情も参加者は事前に理解しておくことがマナーになります。ストレートであれ同性同士であれ、カップルの「運命の人に出会えた幸せを分かち合える結婚式を挙げたい気持ち」は一緒です。出席者は結婚式を挙げるカップルを祝福するために参加しているわけですから、マナーを心のどこかで意識しつつも、お祝いする気持ちをもって結婚式に参加しましょう。
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