自然治癒力を高めてくれるオステオパシーとは

オステオパシーとは

オステオパシーとは、手の力で体の外から刺激を与えて治療を施す手技療法の1つです。

体の歪みを調べて、それらを和らげていくことで、人間が元から持っている自然治癒力を高め、病気に打ち勝つ体作りをしていきます。1874年にアメリカの医師アンドリュー・テイラースティルさんによって作られた療法で、日本には大正時代からある療法なのです。

　

オステオパシーの特徴

オステオパシーの特徴は「手を使うこと」です。診療のときも手で触り体の異常を見つけ、それらを解決する根本的な原因も手で触って引き出していきます。

ただ骨の歪みを調節するのではなく、骨格や筋肉などの運動器系、動脈や静脈といった循環器系、脳脊髄液の循環を含む脳神経系などのあらゆる気管に働きかけて体全体のバランスを整えてくれます。

さらに、全ての人が健康水準に到達することを目的に掲げている「WHO（世界保健機関）」が認める療法の1つでもあるのです。大きな理由としては、オステオパシーは機械を一切使わないため危険性がないから。そのため、赤ちゃん・妊婦さん・高齢者までの幅広い人に安心して利用してもらうことが可能。

アメリカやイギリスではオステオパシーをやるには国家資格が必須になっているほど。乳幼児の不調の際、薬を使用する前にオステオパシーを受けることも浸透しつつあるそうなので、一度受けて見るのも1つの手ではないでしょうか。

　

オステオパシーとカイロプラクティックの違い

オステオパシーとカイロプラクティックは、自然治癒力の回復を図っているところや、骨格を正しい位置に戻す療法であるところが似ているため、「違いが分からない」という人が多いのではないでしょうか。
大きな違いとしては「アプローチする場所」です。

　

カイロプラクティックは、主に背骨の歪みに効果的な施術なのに対して、オステオパシーは体全体に効果な施術方法。解剖学的・生理学的な幅広い知識を使い全身の機能障害を改善させるために、骨格だけでなくリンパなどに効果的な手技もあります。

オステオパシーもカイロプラクティックも症状に合わせて使い分けることが必要ですが、体にいくつかの悩みを持っている人は、まとめて解決してくれるオステオパシーを利用してみるのもいいのではないでしょうか。

エステティシャンの求人掲載するなら美プロ

Author：美プロ編集部