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作成:2017.08.25
増加傾向にあるミドル人材の採用事情
「ミドル人材の採用」についての調査結果を紹介。企業がミドル人材に求める職種や、採用されたミドル人材が気をつけるべきポイントを取り上げていきます。これから転職を考えているミドル層の人は、ぜひ参考にしてみてください。
ミドル人材の採用は増加傾向!?
世間ではよく「35歳を過ぎると転職は難しい」と囁かれていますが、実際に“ミドル人材”と呼ばれる35歳から55歳の中途採用事情はどうなっているのでしょうか。8月22日に人材紹介会社が、中途採用支援サイトを利用する企業537社を対象に「ミドル人材の採用」に関するアンケート調査を実施。企業がミドル人材に求める意外な事実が明らかとなりました。
まず、「直近3年以内にミドル人材を採用したか?」という質問に対して、およそ8割の会社が「はい」と回答。さらに「はい」と答えた企業に対して「3年前と比較して、ミドル人材の採用数に変化はあったか?」と聞いたところ、約4割の企業が「増えている」と回答したことから、ミドル人材の需要は増えつつあることが窺えます。実際にSNSなどでも、「新卒の時よりも採用されやすかったんだけど…」といった声が見られました。
「採用したミドル人材の職種」についても調査しているのですが、1位には「営業職(営業、MR、人材コーディネーター他)」が全体の40%で選ばれており、2位には22%で「企画職(経営企画、広報、人事、事務他)」、3位には20%の「技術系(IT・Web・ゲーム・通信)」が2位に僅差で続いています。さらに「採用したミドル人材の役職」に関する質問に対しては、72%の企業が「役職なし」による採用と回答しており、年齢層が高めであっても管理職クラスでの採用は少ないことが判明しました。
ミドル人材が気をつけるべきポイント
また、アンケートでは「ミドル人材の中途採用」についても調査。86%の企業がミドル人材を「採用したい」と回答した反面、1割の企業は「自分のやり方に固執する」「自社のルールを受け入れる柔軟な姿勢がない」といった理由から、ミドル人材を「採用したくない」と答えています。過去の経験から自身の能力を過信するあまり、採用された企業で折り合いが合わないことも多いことが分かりました。ネット上には「ミドルの転職には、スキルもだけど人間性も大事だよね」と言った声も見られます。
多くの企業から今後の活躍が期待される一方で、優秀ゆえに過去のやり方に固執してしまい折角のチャンスを棒に振ってしまいがちなミドル人材。転職を成功させるためには、いくつになっても柔軟な姿勢でいることが重要なのかもしれませんね。
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