マツコ・有吉が語る“雑談力”

テレビ番組で職場での「雑談力」について議論が行われました。有吉弘行とマツコ・デラックスは「雑談力」をもてはやす風潮に異論を唱え、「雑談力は勉強して身につけるものじゃない」と持論を展開。これに対しSNSなどではさまざまな意見があがっています。今回は「雑談力」が必要派と不必要派、それぞれの意見などをご紹介。職場で上手く雑談が出来ずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

有吉とマツコは異論を唱えた！ 職場での“雑談力”って必要？

 

番組では「『雑談力』ってそんなに必要なの？」という視聴者からのお悩みが取り上げられました。相談者は43歳の会社員男性。書店などでよく見かける「雑談力」を身につけるための本を購入したものの、雑談が苦手なことは変わらず、ガンガン雑談しまくる同僚に困っているとのこと。
 
このお悩みに対し有吉は、「雑談力が必要かどうかは置いといて、『雑談力』系の本を書く人の雑談はめちゃめちゃつまんないことが多いよ」と切り出しました。「雑談っていうのはまずこういう風に入ります、『何してんのっ！ 元気！？』」とセミナー風の口調を真似し、「その感じがもう雑談続けたくない感じをプンプン出してる」と続ける有吉。マツコも「字の通り『雑』なわけだから、勉強することじゃないよね」と持論を展開しました。
 
さらに「43歳でしょ？ もう遅いよ」と語る有吉。「そこは諦めて、得意な部分を伸ばした方がいい」と相談者にアドバイスしました。マツコも「『雑談力』がないことを気にしている人がいるからそれが商売になってみんなが騒いでるだけ」「雑談力がないからクビだって言われている人は見たことがない」と指南。「（雑談力がなくても）大丈夫です、何も問題ありません。そのままのあなたで大丈夫です」という2人の言葉でお悩みは締めくくられています。
 

雑談力は必要！ との声も

有吉とマツコの「雑談力」に対する考えに、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました。相談者と同じように雑談が苦手な人からは、「職場で何を話しかけられても薄い反応しかできなくて悩んでいたけど、そのうちにそんなに話しかけられなくなって今は楽。もちろんクビにもなっていないから雑談しなくても支障はない」「仕事をしていたら雑談は別に必要じゃないよね。もう無理して雑談に合わせない！」と共感の声が多数。
 
一方で、「雑談は必要だ」と語る人もいます。「雑談はコミュニケーション。そのコミュニケーションをとれない人は仕事上でもコミュニケーションを取りづらいことが多く、結局大事な仕事は任せられない」「雑談から生まれるアイデアもたくさんある。雑談で仕事仲間と仲良くなって仕事が上手くいくこともある。雑談が出来ない人はやっぱり浮くよ」と、仕事の上での雑談の重要性を指摘する声が見られました。
 
中には「話そうと意識してるうちは苦痛だったけど、無理するのをやめたら話しやすい人が集まってまったり雑談を楽しめるようになったよ」と苦手を克服したという人も。有吉とマツコが語るように勉強して身につけるのではなく、無理なく自然体でいることが気軽に雑談できるきっかけになるかもしれません。雑談が苦手な人は試してみてくださいね。

Author：美プロ編集部