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作成:2017.08.09

特集

従業員にマイクロチップ埋め込み

ある米国企業が国内で初めて従業員にマイクロチップを埋め込んだというニュースを紹介します。マイクロチップで行うデータ管理やマイクロチップに潜む危険性などを取り上げますので、情報管理に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

近未来のデータ管理が現実に!

 


アメリカのある企業が、米国内では初となる“体内へのマイクロチップの埋め込み”を8月1日から従業員に対して実施しました。「手に埋め込まれたマイクロチップで会社のコンピューターシステムを管理する」という、まるで作り話のようにも聞こえますが現実世界の話。報道によると、マイクロチップの埋め込みは全従業員に対してではなく希望者を対象に実施していて、処置としては個人情報が入ったごく小さなマイクロチップを手の甲に埋め込むだけというもので、50人以上が署名したということです。
 

マイクロチップの可能性

この企業では、マイクロチップが埋め込まれた手をかざすだけでパソコンへのログインやドアの解錠・施錠などが可能になったそう。方法としてはICカードパスと同じですが、カードを取り出す手間などが省けるために利便性は高いとされています。まさに映画やテレビで描かれた近未来の描写が現実になった、ということの証明なのかもしれません。
 
マイクロチップの埋め込みは、現在日本でもペットなどの動物に対して行われています。住所など飼い主の情報をマイクロチップに記憶させておくことで、例えば災害などで離れ離れになった際にデータを確認できれば飼い主のもとに帰ることも可能になりました。
 

マイクロチップの危険性

こうしたマイクロチップの利用はメリットが多いように思えますが、一方でその危険性を指摘する声が多いのも事実。埋め込みを拒否した社員は健康被害を懸念していたほか、データの抜き取りや情報の悪用など「ハッキング」を心配する声もあるようです。埋め込まれたマイクロチップには衛生測位システム「GPS」は非搭載ということでしたが、GPS機能を搭載できるようになれば「どこに居ても居場所が分かってしまう」ことに。犯罪者への埋め込みには有効との声もありますが、一般人からすれば企業や政府によってまさに“管理下”に置かれることになるので、プライバシーがどこまで守られるのかということも議論になっています。
 
ネット上でも「リスクはありそうだけど、個人的には面白そうと感じてしまう」「将来的に会話や行動まで管理されるようになりそうで、ちょっと怖いかな」と意見もさまざま。人がマイクロチップで管理されるようになるのも時間の問題かも?

Author:美プロ編集部

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