遅刻をした時の報告【ビジネスマナーの基本】

遅刻をした際の連絡方法

　

例えば寝坊の場合、遅刻をしそうだと分かった時点ですみやかに会社に連絡しましょう。原則、「メール」での連絡はマナー違反です。「電話」で連絡してください。遅刻の理由を伝える際は、「寝坊しました。申し訳ございません。」と素直に話すこと。また、出社時間の目途を伝えるのが正しい連絡方法です。連絡したからといって、出社後はだまって席に着いてはいけません。すぐさま上司や同僚にお詫びと報告をするようにしましょう。

交通機関の遅延で遅刻しそうな場合も、基本「電話」での連絡が鉄則です。「遅れます。」だけの連絡はNG。だいたい何時ぐらいに出社できるのかを伝えて、それでも遅れそうなら再度、電話連絡を入れるのが好ましいでしょう。だいたいの時間を予想して伝えるのが社会人としてのビジネスマナーです。ただし、車内にいる場合は、周りの状況をみてメールで連絡しても問題ありません。上司も通勤途中だと分かっているのであれば、会社に電話をして上司にメールを入れるなど、使い分けるのも◎。職場のルールに則った連絡方法で電話とメールを併用しましょう。

遅刻の代償は意外と大きい 

初対面の相手に遅刻は厳禁

　

取引先の相手と待ち合わせをする際、指定された時間通り、もしくはその前に来るのは常識です。初対面の人がいきなり遅刻をしてきたらどうでしょう？第一印象が0からのスタートどころか、マイナスから始まってしまいます。その際、相手との信頼関係を築くことが困難となり、関係を修復するにはかなりの時間と労力を要することになるでしょう。

交通機関の遅延は仕方ない？

　

ニューヨークでは地下鉄に時刻表がないのはご存知でしょうか。さらに快速電車に乗っていても、予告なしに各駅電車に変わってしまうなんて日常茶飯事だといいます。それでも毎日多くの人が地下鉄を利用して、通学や通勤を行なっているニューヨーク。これでは毎日遅刻をするのが当たり前だと思いますよね？しかし、実際はその逆なのです。地下鉄の時刻表がないので、そもそも電車遅延という概念がなく、もちろん遅延証明書も存在しません。ニューヨークの人々は、始業の30分前や1時間前には着いているのだといいます。「電車が遅れました。」という言い訳はその人の勤務態度が悪いと評価され、遅刻の理由として認められないのです。

日本の交通機関は、他の国と比べるとほぼ定刻通り運行しています。その環境のなかで遅刻が多い人は、よほどの自己中心的な人かルーズな人だとみなされます。ニュースになるような悪天候や事故でない限り、交通機関の遅延を理由に遅刻は許されないと認識しておいたほうがいいでしょう。

Author：美プロ編集部