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セラピストとヒーラーの違い
アロマセラピストやカラーセラピストとして馴染みがあるセラピストの一方で、ヒーラーという職業はまだあまり聞くことはありません。今回はセラピストとヒーラーの違いについてご紹介します。
ヒーラーとは?
ヒーラーとは癒しを意味するヒーリングからきた名称です。スピリチュアルヒーリング、ヒーリング音楽、などといった言葉はみなさんよくご存知だと思います。
ヒーラーは、宇宙のエネルギー、生命のエネルギーを自らの体を通してお客様に伝え、治癒を行う人のこと。人によってはミュージシャンのことを音楽で人を癒すヒーラーと定義したり、アーティストをアートで人を癒すヒーラーという場合もあります。
宇宙のエネルギーというと、イメージが湧かない人もいるかもしれません。例えば、森林をハイキングしてたら元気が出たり、パワースポットに行くとすっきりしたり、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか?このように、宇宙エネルギーが日常に密接に関係しているのです。
ヒーラーは、このようなエネルギーを扱い、安心やリラックス感を与えることができる技術を持った人のこと。日本ではドイツのヒーラー認定協会に準拠したヒーラー検定という資格が存在します。
セラピストとヒーラーの違いとは?
では、セラピストとヒーラーは何が異なるのでしょうか?
例えば、ヨガは肉体的な苦痛を取るボディセラピストの要素もありますが、瞑想を通じて気を整え、地球や宇宙とつながりエネルギーをもらうというスピリチュアルヒーリングの要素も持ち合わせています。
日本では、セラピストの方が一般的に知られた言葉であり、ヒーラーというとまだ霊的な怪しいものといったイメージが強いこともあるため、施術を行う現場やサービス形態に合わせてヒーラーと名乗ったりセラピストと名乗ったりすることがあるそうです。
このように、セラピストとヒーラーには明確な違いはありません。
ヒーラーになるためには
ヒーラーになるためには、どんなことが必要なのでしょうか?ヒーラーに関する民間資格はいくつかありますが、一般的に資格よりも実績が重視される傾向があります。そして、その実績を積むためには、お客様からの信頼を得る事が必要です。
ヒーラーという職業がまだまだ一般的でない現状を考えると、よりなじみがあるセラピストとしての資格や実績を積み信頼を得てから、ヒーラーを名乗るという方法もひとつの選択肢かもしれません。お客様を癒す、治療するという目的に合わせて柔軟に考えてみましょう。
「ヒーリングサロン」の施術内容
「ヒーリングサロン」では、どんなサービスを提供しているのでしょうか?以下ではサロンで実際に行われている施術内容を紹介していきます。
ヒーリングサロンで行われている施術の一例を紹介すると、リンパマッサージや全身アロマトリートメントなど非常に多岐にわたっているようですね。中には小顔ヘッドスパやフェイシャルトリートメントなど部分的な施術を行っているお店や、ストーンヘッドスパといった少し変わったメニューがある場合も。
なお、体や心に癒し効果を与えるのがヒーリングサロンの大きな特徴。そのため美しい風景を活かすためにリゾート地で営業しているサロンもあります。ほかにも香りの力を活かしてヒーリング効果を生み出したり、リラックスして施術を受けられるように「完全個室」を用意している店舗も。お店によって特色はそれぞれ違っているようです。
セラピストもヒーラーも役立つ「リフレクソロジー」の知識
ヒーリングサロンでは「リフレクソロジー」の技術を用いて施術を行うことも多いです。リフレクソロジーとは手や足の神経が集中している箇所に刺激を与え、体の不調を改善したりする療法を指します。足つぼマッサージなどとは異なり、リラクゼーション効果を生み出すことが大きな特徴だと言えるでしょう。
ちなみに、リフレクソロジーにはどんな資格が必要になるのでしょうか。ここでは主要な資格の内容と種類について紹介していきます。
まず、日本ヒーリングリラクセーション協会(JHRS)が認定している「リフレクソロジー・プロライセンス実技士資格」について。「リフレクソロジー・プロライセンス実技士資格」はJHRSが認定した学校で所定の講座を修了したあと、試験が実施される仕組みとなっています。ちなみに資格取得者で独立開業を希望する場合、会員であることを証明するプレートがもらえるとのこと。資格を取得しておけばお客様に対して、信頼して施術を受けることができるサロンだと感じさせることができるかもしれません。ほかには施術に関する損害賠償などのトラブルが起こった場合に適用される「REFLEサポート保険」に加入できる、といったメリットも。
次に一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定している「リフレクソロジスト資格」を紹介していきます。「リフレクソロジスト資格」は美容系の仕事のみならず、医療・福祉関係の仕事にもプラスとなる資格のよう。協会が指定する教育機関で勉強をして、カリキュラムを修了した人のみ受験できます。試験内容は体の仕組みについての基礎知識を問う試験の他に、実技試験もあるよう。こちらも取得しておくと、就職時や独立開業の際にアピールできる材料となるでしょう。
まとめ
セラピストもヒーラーも人を癒す技術を持った資格に違いはありませんが、様々な技術と治癒対象が存在しています。日本では、セラピストという言葉の方が浸透しており、資格数も圧倒的に多いのが現状。そのため、時と場合によって、セラピストとヒーラーを使い分けると良いでしょう。
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