美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.06.23
セラピストと柔道整復師の資格の違い
セラピストを一から目指す人の他に、似たような職業からの転職を考えている人や、異業種から転職する人もいます。そのような場合は、できれば既に持っている資格を活用したいものです。
ここでは、セラピストと柔道整復師の違いをまとめました。セラピストから柔道整復師、または柔道整復師からセラピストに転職する場合は、資格やスキルを生かすことができるのでしょうか?見ていきましょう。
セラピストと柔道整復師の違い
セラピストと一口に言っても、大まかに分けて心理系とボディ系の2種が存在します。柔道整復師と比較されやすいのは、やはり同じくお客様の体に施術を行うボディセラピストでしょう。
ボディセラピストと柔道整復師の大きな違いは、資格の種類です。セラピストは民間資格であり、柔道整復師は国家資格となっています。
柔道整復師になるには、国が指定した専門学校や大学で学び、国家試験に合格しなくてはならないため、それなりの費用や期間が必要です。一方、セラピストなどのような民間資格では、このような縛りはありません。各協会が定めたセミナーに参加したり、実際のお店で技術を磨いたりして、資格の取得を目指します。
また、国家資格である柔道整復師は医学的知識や技術を持っているため、治療行為が許されていますが、セラピストは医療行為を行うことはできません。そのため、セラピストから柔道整復師になる場合は、資格を取りなおす必要があります。けれども、セラピストとして働く場合は、資格はあまり重視されないようです。
整体師とはどう違うの?
実は、整体師と柔道整復師も民間資格と国家資格という違いがあります。一見すると整体師と柔道整復師は混同されがち。資格の面からみていくと、セラピストと整体師が近い関係にあります。
整体院とリラクゼーションサロン、働く場所の違いによって「整体師」あるいは「セラピスト」と呼ばれるようになります。つまり、セラピストとして働く人の中には、整体師といえる人もいるのです。
お店によっては、資格の有無によって給与が変わるところも。給料を上げたい人は、資格取得してスキルアップを図るのも一つの方法です。
自分の資格や希望にあった職場を選ぼう
柔道整復師もセラピストも大切なのは、お客様のニーズにいかに応えられる施術をするかということ。資格を取得しているからといって、現場で上手な施術を行えるとは限りません。資格は、施術を受けるお客様が安心・信頼してもらうための要素として捉えるとよいでしょう。
ただし、スキルアップや給料を上げたい人にとっては資格取得は有効な手段です。国家資格である柔道整復師の方が、セラピストよりも給料や待遇がいい場合が多いので、転職や進路を決めるときに、参考にしてみてはいかがでしょうか?
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