美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.04.23

作成:2016.04.16

美容師

多くの美容学校から自分にピッタリ合った学校を選ぶコツを伝授!!


 

一口に美容学校と言っても全国に250校以上あり、その中からひとつを選ぶのは大変ですよね。自分の家から近いところを選ぶか、有名なヘアスタイリストが卒業したところを選ぶか、学費や雰囲気で選ぶか…。人それぞれ選び方は変わってくるでしょう。

 

今回は美容学校を選ぶにあたって、どこを見比べたらいいのかをご紹介します。1校だけでなく、様々な学校の売りにしているとことや弱いところを知り尽くして、自分に合った学校を選んでいきましょう。

自分の学びたいことが勉強できるのかの“科目をチェック”

「衛生管理」「関係法規」「物理・化学」「美容技術理論」「運営管理」「美容文化論」「保険」といった学科科目や「カッティング」「ワインディング」などの実技科目は、2年間で必ず1400時間以上取得しなければいけないので、どこの学校に行っても学ぶことができます。

 

しかし、卒業までに必要なのは2年間で2000時間以上。必修科目を引いた残り600時間の中で学ぶ科目は各校変わってきます。例えば、ネイルやフェイシャルエステに加えてブライダルについて学べたり、カメラテクニックやスチール撮影用のメイク術について学べたりと、学校によって様々な選択授業や課外授業が用意されています。

 

また、カリキュラムによっては美容師免許だけではなくネイリストやアロマテラピー、着付けなど様々な資格取得にも繋がっていきます。将来自分が役立てたい、美容師と兼ねてこれもできる様になりたいと思うものが履修しやすい環境を選びましょう。

 

施設や設備は充実しているか

美容学校は実習も多いため、学校それぞれが実習室などの施設にも力を入れています。最先端の設備を備えているところもあれば、限りなく現場に近い設備を整えるところもあったり、多くの生徒が利用できるように台数を増やしたりと、同じように見えて少しずつ違います。オープンキャンパスなどで実際に校内を見学させてもらって、自分の目で確かめてみるのが一番オススメ。

 

校風や雰囲気をつかむ

校内や学生の雰囲気も学校選びの大きなポイント。パンフレットやホームページなどの資料だけでは分かないので、体験入学や学園祭などにも足を運んでみましょう。実際の通学している学生の姿を見ることができる機会なので、せっかくなら在校生のヘアスタイルやファッションにも注目してみましょう。

ヘアスタイルに気を遣っている学生が多いのか、それとも服装やメイクにもこだわりを持っている人が多いのか、実際に感じてみましょう。もし可能なら実際に「そのヘアスタイルどうやってやったんですか?」など質問してみるのもいいかもしれません。学生たちの美に関する意識が分かりますし、交流も持てるので、自分がその学校に行くイメージも浮かびやすいと思います。

 

また、その学校が何に一番力を入れているのかということも把握しておきましょう。美容師になるために勉強する内容は一緒でも、学校によっては国家試験の合格率や就職率が高いことを強みにしている場合もありますし、他にもカット技術を高めるためのカリキュラムや施設を用意しているところもあれば、美容全般についての学習ができるところもあります。

最近では「海外でも活躍できる美容師を育成する」ということで、海外提携に力を入れているところもあるようです。ただ、美容師になるためなのか、それとも技術をとにかく身につけるためなのか、はたまた海外でプロとして働きたいのか、自分自身がどんな思いで学校に通うのかも考えながら選んでみましょう。

 

家から通える範囲? それとも一人暮らし?

行きたい学校が実家から通える範囲内で行けるのであれば問題ない、という人は多いと思います。しかし、地方から上京する場合や通うのに苦労するという時には、1人暮らしや寮も検討してみなければいけません。行きたい学校が見つかったら、家からの交通費や一人暮らしをした場合の費用などを一度計算してみてください。

 

学校選びに欠かせない“学費”

避けて通れないのが、学費問題です。コースや学校によりますが、一般的な昼間課程の場合では、安くても200万円はかかると思ったほうがいいでしょう。また、学費を見るときに注意したいのが、そこに書かれている値段とは別に費用が発生することがあるということ。

例えば、学費が安いと思っても教材費や実習費が含まれていないという場合や、逆に高いと思っても授業料や教材費など全て含まれた値段の場合もあります。「注意書き」などの小さな文字も見落とさないように確認してくださいね。

 


 
 

ネットやパンフレットを見てあらかじめ目星を付け、気になった学校にはなるべく足を運ぶようにしてみましょう。実際の雰囲気を肌で感じることで、ホームページや資料だけの印象とは変わることもあります。2年間あるいはそれ以上をかけて通う場所ですから、「ここに通ってよかった」と思える学校が見つかるといいですね。

Author:美プロ編集部

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