美容スペシャリストな自分になるために
エステティシャンはセラピストとどう違うの?
エステティシャンは外見の美しさを整えるための働きかけをし、セラピストは身体の内面の健康に対してアプローチをする、というざっくりとしたイメージはあるものの、細かい違いについては知らない人も多いはず。
では、エステティシャンとセラピストは、どのような違いがあるのでしょうか。
エステティシャン・セラピストの仕事とは?
エステティシャンは、ボディケアやフェイシャルの施術、脱毛や痩身といったメニューを取り扱っています。機械を使用して体の外側(シミ、しわ、たるみ、セルライトなど)をケアすることものから、オールハンドで細かい体の調整を行うものまで様々。
また、外側のケアするにあたり、化粧品の販売を行っているエステサロンもあります。
関連記事:エステティシャンの仕事内容
一方セラピストは、マッサージやもみほぐしなどの体の調子を整える施術を中心に、肉体的な治療だけではなくカラーセラピーやフラワーセラピーといった心理的な治療も行います。
therapy=治療・療法といった意味を持ち、薬や手術に頼らない心理療法を行うのがセラピストの仕事なのです。
関連記事:セラピストってどんな仕事?
エステティシャンとセラピストの資格の違いは?
エステティシャンもセラピストも国家資格がありません。
民間の資格を取得するために、実技や専門知識などを勉強します。
現在では、専門学校に通うだけではなく、通信講座で資格を取得できるようになりました。学校まで遠い、仕事をしている、子どもが小さいなどの理由で通信講座を利用して学んでいる方も増えています。
資格で学べるスキル内容は豊富にあり、エステティシャンでは、皮膚構造学、機械の知識や使い方、化粧品の成分、リンパマッサージなど。セラピストでは、アロマの種類や効果、使い方、リンパマッサージなどの知識。技術が習得できます。
専門学校などによっては、開業支援やカウンセリングの仕方なども学べるところもあるようです。
知識と技術を両方習得すると、資格取得でき、ディプロマ(賞状)が発行されます。
関連記事:エステティシャンのディプロマについて
美しくなるようケアするのは同じ
エステティシャンもセラピストも、お客様のお悩みを改善して、キレイになるお手伝いをしているのは同じです。エステにも様々なマッサージ法があり、セラピストと同じような手法を行うこともあります。
大まかな違いは、美容機器を使用するのはエステティシャン、アロマテラピーなどでヒーリングやリラックス効果を高めてマッサージするのがセラピストという風に分けられます。
専門知識を学び、手技を身に着けてお客様に喜ばれる最高のエステティシャンやセラピストを目指しましょう。
関連記事:エステティシャンになるための資格
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エステティシャンの仕事の流れからみるセラピストとの違い
エステティシャンとセラピストはどちらも「サロン」と言われる場所で勤務しますが、「美容」と「リラクゼーション」という目的の違いがあるため、提供する施術も異なった流れになります。
エステティシャンは美容に関する問題を解決する職業。ここでは、フェイシャルエステにおける仕事の流れから、エステティシャンの仕事の特徴を確認しましょう。フェイシャルエステは肌の美白やニキビケア、アンチエイジングなどを目的とした施術です。まずは、お客様と1対1のカウンセリングで抱えている悩みを聞き、原因に対する的確な施術内容を決めてください。
施術が始まったら、クレンジングで普段落としきれない汚れの除去からスタート。クレンジングクリームや洗顔料を使って汚れを洗い出しますが、機材を使って超音波洗浄を施すサロンもあるようす。
肌がきれいになったら、保湿やメラニンの除去などの目的に合わせた美容液やクリームを塗りこんでケアします。続けてマッサージを行って血流を改善させ、リンパのつまりを解消しつつ、凝り固まった筋肉をほぐしていきましょう。
施術後には再びカウンセリングを行って、施術の効果をお客様と確認。同時に今後のプランを提案して、一通りの施術が完了します。
関連記事:エステティシャンが行う施術の種類
セラピストの施術の流れからみるエステティシャンとの違い
次はセラピストの施術の手順を、アロマセラピーを例に見ていきましょう。セラピストもエステティシャンと同じく、お客様のカウンセリングを最初に行うのが一般的。
カウンセリングの内容を踏まえて、お客様の体調や好みにあったオイルをセレクトしてください。オイル選びは、セラピストが提案するケースと、お客様に好きな種類を選んでもらうケースとに分かれるようす。
オイルが決まったら、いよいよ施術に入ります。横になってもらったお客様に、オイルの香りを楽しんでもらいながらマッサージ。足先や背中、首の付け根まで、全身を温かいタオルを当てながらマッサージし、リラックスしてもらいましょう。施術に関してエステと異なるのが、「体内にアプローチをかける」というコンセプト。
クレンジングやクリームで体の表面をケアするエステとは違い、オイルを体に吸収させて内側からケアしていきます。この間はお客様と会話して楽しく時間を過ごしてもらう場合もあれば、ゆっくり休んでいただく場合も。お客様にとって理想的な方法を選びましょう。
施術後にはエステと同様にカウンセリングをして、施術中に気がついたお客様の状態を報告。ハーブティーやオーガニックティーを出してお客様に一息ついてもらったり、施術のためにブレンドしたアロマをボトルに入れてお土産として渡しているサロンもあります。
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