美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.05.26
美容師が店舗異動後も指名してくれるお客様を確保するには
美容師の中には別の店舗に異動してもお客様がついてくる人もいます。そのような美容師は異動後の店舗で重宝がられますが、まるでアイドルのファンのようなお客様を作るにはどうすればいいのでしょうか。
異動してもついてくる美容師とは
チェーン店では店舗間異動があり、個人経営の美容院に勤めている美容師でも独立や転職で違う美容院に行くことは珍しくありません。
そのときに「自分を指名しているお客様がついてくる」というのは美容師にとっても店舗にとっても大変ありがたく、特に独立の場合、初期は集客をしなければなりませんので、大きな心支えになります。
異動してもお客様がついてくる美容師は「お客様との信頼関係」を築くことができており、どこにいてもお客様がいる”強い”美容師になるためには強固な関係が必要です。
お客様と信頼関係を築く方法
お客様と信頼関係を築くには、1つのアクションや意識だけではなかなか難しいでしょう。いくつかのポイントを抑えながら、良い関係を徐々に築いていく必要があります。
利益を考えない
美容師は客商売なので、一歩間違えると「お金を使うお客様には優遇してあげよう」「あまりお金がなさそうなお客様には雑に対応しよう」と考えてしまいますが、そうした思いはすぐお客様に見破られます。
美容院でもSNSでも一人一人としっかり向き合うようにし、信頼関係を築きましょう。
自己開示をする
コミュニケーションにおいては、基本的に「自己開示」がなければ相手に不信感を持たれます。信頼関係を築こうとしているときに不信感を持たれてしまっては意味がなくなるので、気をつけましょう。
記念日を祝う
お誕生日やお客様の会社の創業記念日、それから出産記念日など、さまざまなお客様の記念日をしっかり祝ってあげましょう。
ただ、正月やお誕生日になると店舗から送られてくる「明けましておめでとう」「ハッピーバースデー」のメッセージカードだけでは事務的なものだと流されるので、一言だけでもいいのでオリジナリティのあるメッセージを添えてくださいね。
不満を解決する
他の美容院が作った不満にせよ、自分が作った不満にせよ、その不満に丁寧な対応をしていれば、お客様は満足して信頼を得られます。相手にもよりますが、クレーム対応はあなたの好感度を大幅に上げるチャンスです。
できないことを「できない」と言う
仕事ではできないことも「できます」と言ってしまいがちですが、よりお客様に寄り添った提案をできているのは、できないことをできないと言い切っている美容師です。
信頼関係は優しさから築かれる
信頼関係は小手先のテクニックを駆使しただけでは築かれず、下心(売り上げのため、お客様とプライベートな関係になるため…)があっても築かれません。一朝一夕で築かれるものではないので「ステップアップするように」信頼関係を築きましょう。
異動してもお客様がついてくる美容師になろう
移動してもお客様がついてくる美容師は異動後の店舗に新しいお客様を紹介してくれるので、「強い」美容師といえます。
そうなれば独立後もある程度の集客ができているので、新規顧客開拓をする時間やお金が減り、生活の心配も少ないので、美容師としてのキャリアを築くときに有利になります。
決して短時間で築かれるものではなく、面倒だと感じてしまいやすいですが、長期的に見るとかなりお得なのでぜひともトライしましょう。
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