美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.05.24
美容師要注意!ゴムアレルギーの原因とは
パーマやカラー剤などを日常的に扱っている美容師にかかせないのがゴム手袋です。中にはゴム手袋によってアレルギーを引き起こしてしまう方がいることをご存じでしょうか。ここではゴム手袋がアレルギーの原因となる理由や、対処法をまとめました。
美容師がゴム手袋でアレルギー!?その理由は?
日常的にゴム手袋を使用する美容師の中には、ゴムアレルギーを引き起こしてしまう方がいます。天然ゴムに含まれるラテックスたんぱく質は、多くのゴム用品に含まれており、身体に接触するとかゆみや腫れなどのアレルギー症状を引き起こしてしまうことがあります。
ラテックスたんぱく質は吐き気やじんましんだけでなく、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまうこともあるので、注意しましょう。血圧の急降下や呼吸困難、意識障害などを招いて、最悪亡くなってしまうこともあります。
天然ゴムアレルギーの方の対処法
ゴムアレルギーを持っている美容師による、ゴム手袋の使用は非常に危険ですので避けるべきですが、素手でパーマ液やカラー剤を扱うわけにはいきません。ではどのように対処すべきなのでしょうか。
中に綿の手袋をつける
ゴム手袋が直接皮膚に触れぬよう、綿の手袋をつけましょう。綿を隔てることで、ゴムが直接手に触れるのを防いでアレルギー症状の緩和が期待できます。ただゴム手袋よりも綿手袋の袖部分は短かく、腕にゴムが触れてしまうこともあるので、長袖を着るとより効果的でしょう。
プラスチック製の手袋を使う
もし綿素材の手袋をゴム手袋の間に挟んでもアレルギー症状を引き起こしてしまう場合は、プラスチック製の手袋を使いましょう。100均で売られているビニール手袋はプラスチック製で、使い捨てですので手袋のお手入れ不要で使えて便利です。
ただ100均の手袋は緩すぎてしまうので、ぴったりとしてお値段も少し高めなプラスチック手袋がおすすめです。ぴったりしているものはカラーやパーマなど、美容師の仕事の妨げにならないので、ぜひ使ってみてください。
くだものを食べて刺激を感じる方はゴム手袋を避けて
ラテックスアレルギーを持っている人はくだものを食べたとき、唇が腫れやすい、口の中にピリピリとした刺激を感じてしまいやすい傾向にあります。ラテックスと果物のたんぱく質の構造は似ており、アレルギー反応を引き起こしやすいので注意しましょう。
ゴムアレルギーの方はプラスチック製の手袋がおすすめ
毎日のようにゴム手袋を使用していてゴムアレルギーを招いてしまったという美容師も少なくありません。
知らずに使っていると、アナフィキラシーショックなど思わぬ症状を招いてしまうおそれがあるので注意しましょう。症状に気づいたらすぐに医者を受診して処置を受けてください。ゴムアレルギーの方は綿手袋やプラスチック製の手袋を使うようにすると安心ですよ。
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