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美容師の火傷トラブルとコテの使用方法
コテを利用している時に誤ってお客様に火傷をさせてしまった…。美容師としてはこのようなトラブルは極力避けたいものですが、万が一起こってしまった場合にはどうしたら良いのか、正しい対応方法をご紹介します。また、このようなトラブルを起こさないための正しいコテの使用方法についてもお伝えしていきたいと思います。
正しいトラブル対応方法
コテを使って髪の毛をセットしている時に、誤ってお客様を火傷させてしまった…。そのような状況に直面すると、慌ててしまってどう対応したら良いのか分からなくなってしまうかもしれません。
お客様に謝罪をして、施術料金を割引して帰ってもらったという美容師も中にはいるようですが、それでは十分な対応とはいえません。火傷は初めのうちは赤くなる程度ですが、後になって水ぶくれになってしまったり、火傷の痕が残ってしまったりするからです。
顔や顔の近くの肌は誰かからみられることも多い場所。特に女性だと、顔周りに火傷の跡が残ってしまうと大変です。ですからすぐにお客様に病院に行ってもらって、治療や通院のためにかかった費用は請求してもらうようにしましょう。その際には後でトラブルにならないよう、医師の診断書と領収書を持ってきてもらうようにしてください。
もし賠償責任保険に加入しているなら、保険金支払いの対象となるケースもあります。加入している保険会社に連絡して保険金支払いに該当するかどうか確認してみると良いでしょう。
場合によってはお客様から慰謝料などを請求されることもあります。法外な料金を請求される場合は別ですが、妥当な額と思える場合はできる範囲で誠意を示すようにするのもひとつの方法です。
ただし、明らかにクレーマー気質のお客様で法外な慰謝料を請求されるような場合や、男性を連れてしつこく脅してくるようなお客様の場合は、「警察に相談します」と言って相手の要求に応じないようにしましょう。必要に応じて弁護士無料相談などを利用するのもおすすめです。
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コテの正しい使用方法
以上、コテによって火傷などのトラブルが起きてしまった場合の対応方法を説明しましたが、美容師としてはできればそのようなトラブルは起こしたくないものですよね。
では、どのように使用すれば火傷などのトラブルを予防することができるのか、コテの正しい使用方法をご紹介したいと思います。
まず、コテを使って髪をセットする場合は、髪の毛を大きくブロッキングしましょう。そうすることで髪を巻きやすくなりますから、コテをうっかりと顔に当ててしまうといった失敗を防ぐことができます。また首の後ろにはタオルをかけると、首の火傷防止になるのでおすすめです。
そして、前髪を巻きたい場合にはなるべくコテではなくストレートアイロンを使って巻くようにしましょう。ストレートアイロンならば、万が一肌に当たっても火傷をさせてしまうことがありません。
顔周りは火傷をしやすい部位。前髪やサイドなど顔周りをコテを使って巻く場合は、コテを顔周りから極力離して使用するように注意しましょう。これらの点に気を付けるだけでも、火傷のリスクを大きく減らすことができます。
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誠意をもって対応しよう
コテを使用している時にうっかりとお客様に火傷をさせてしまうことは、どんな美容師にも起こり得ることです。本来はそのようなミスは起きてはいけないものですが、万が一そのような事態が起きた場合には誠意をもって対応するようにしましょう。
しっかりと謝罪をして誠意を見せることで、トラブルが大きくならずに済むかもしれません。
とはいえまずは、美容師がコテを使う際には細心の注意を払って、そのようなトラブルが起きないようにすることが得策です。
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