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作成:2017.05.15

特集

オーストラリアの議場で授乳する議員に賛否両論! 人前で授乳することはアリ? ナシ?

5月9日、オーストラリアの連邦議会の議場で、ラリッサ・ウォーターズ上院議員が赤ちゃんへの授乳を行いました。議場で授乳したのはウォーターズ議員が初めて。「働く母にとっては良いこと」という意見もある一方、たくさんの人の目がある職場で授乳をするという行為については否定的な声も多いようです。

規定の改正により実現

オーストラリア議会では昨年規定が改正され、議場で授乳することが可能に。ウォーターズ議員はTwitterで「議会で授乳された初めての赤ちゃんが自分の娘であることが誇らしい」といった内容のコメントをつけ、笑顔で授乳をしている写真を投稿をしています。投稿に対して付けられたコメントには、「議会は女性として自然な行為をしている姿を受け入れるべき。当然よ」「母親としての役割と仕事を同時にできるんだから素晴らしい」「赤ちゃんを持つ母親がキャリアをあきらめなくていいということを体現してくれている」と絶賛の声が。議会で授乳をするウォーターズ議員の姿には多くの女性が賛同しているようです。

人前での授乳は逆セクハラ?

授乳は服から胸を出して行います。授乳用ケープなどで赤ちゃんごと覆ってしまえば胸を人目にさらさずに授乳することも可能ですが、ウォーターズ議員の赤ちゃんは頭も手も丸見えで、隠しているようすはありません。胸をはだけて公衆の面前で授乳していることに対しては、「もうちょっと隠そうよ。恥じらいとかないの?」「胸を露出してドヤ顔。いくら理由があってもおかしい」と嫌悪感を露にする人が続出。男性の前で胸を出す行為は「男性に対する逆セクハラとしか思えない!」という声も上がっています。
 
また、「なんかズレてるよ…どうして授乳室に移動しないの?」「何でわざわざ議会でやるの? 退出しなよ」といった疑問を持つ人も。仕事とプライベートの区別はつけるべきだと考える意見が多く見られました。

赤ちゃんを気遣う声も

女性用掲示板ではウォーターズ議員に対するコメントだけではなく、「子どもが大きくなった時、画像を見てどう思うんだろう?」「パフォーマンスに付き合わされている赤ちゃんがかわいそう」「会議中の部屋にいるのが赤ちゃんにとって心地よいとは思えない」といった赤ちゃんを気遣う声も上がっています。
 
ママに対しても赤ちゃんに対しても、日本では抵抗感を示す人が多かったウォーターズ議員の「歴史的授乳」。今後、日本の議場で実行する人は現れるのでしょうか?
 
画像出典:danielpeinado.photo / FeliZidad_0109158 (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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