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ドライカットとは?そのメリットや手法はいかに
美容院で髪の毛を切ると、最後に髪の毛を乾かしてから髪を切っていますよね。髪の毛を乾かした状態で切るには、どんな意図やメリットがあるのでしょうか。
ドライカットとはどんな手法?
「ドライカットとはどんなものなのか?」「その手法は?」「そしてそのメリットは?」こんな疑問を解決するためには、まず一般的な施術方法について知らなければなりません。
多くの美容院ではまず来店をしたらカウンセリングを行い、その後で髪の毛を一度洗うのが普通です。そしてその後カッティングしていきます。こうすることで髪の毛を落ち着かせることができ、髪の毛が少し柔らかくなるため、はさみをいれたときに切るのが容易になります。
しかしドライカットは、このように、「濡らして切る」という一般的なやり方とはまったく異なる方法をとります。この手法は、髪の毛が完全に乾いた状態で切っていく手法です。
ドライカットのメリットと仕上がりについて
ドライカットで髪の毛を切った場合、濡れた状態で切るときとは異なり、「仕上がり」「実際のスタイル」に極めて近い状態を確認しながら切っていくことができます。乾いた後に出るその人の髪の癖までを把握した状態でハサミをいれるので、仕上がりが非常にきれいです。また、切ってもらっている方にも、「どんな髪型になるのか」がわかりやすいため、細かい希望を伝えることも可能です。
このスタイルはフランスで生まれたと言われていますが、特に軽く仕上げたいタイプのヘアスタイルと相性のよい手法だと考えられています。
しかし、ドライカットにもデメリットはあります。それが、「濡れた状態で髪の毛を切るときに比べて、髪の毛が受けるダメージが大きい」ということです。そのため、美容師の力量が求められるものであり、かなり繊細な作業が要求されます。このような特徴があることから、ドライカットをやっている美容院というのは、一般的な「濡れた状態でカットする」という美容院に比べて少ないのが現状です。
ここでは「ドライカット」と「濡れた髪の毛をカットしていく方法」の2通りに分けて述べましたが、実際には、その人の髪の毛の質や希望するスタイルにあわせて、この2つを使い分ける美容師さんもいます。
もしあなたがドライカットを希望するのであれば、予約時に、「ドライカットを希望していますが、可能ですか」と必ず確認してください。濡れた状態で切る方法に比べて時間が読みにくいので、その点や金額についても事前に確認しておくと安心です。
関連記事:カット時に髪を濡らす意味について
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