美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.04.24
知らない人の方が多い!? 化粧品の使用期限ってどのくらい?
ふと思い出して、昔使っていた化粧品を使ってみたら何か違和感を感じる…という体験をしたことはありませんか? 実はその理由は化粧品の期限が切れているからかも。今回は、意外と知らない化粧品の期限についてみてみましょう。
化粧品に期限ってあるの?
期限を意識して使っている人が少ない化粧品ですが、実はきちんと期限があります。まず未開封のもの。未開封の化粧品の期限は基本的に3年。その理由は、「化粧品に使用期限が書いていない」から。医薬品や化粧品の製造について定めた法律「医薬品医療機器等法」では、製造後3年以内で変質する化粧品を除き、使用期限を表示する必要はないとされています。そのため、多くの化粧品が未開封の場合3年は品質が保証されていると考えて大丈夫。ただし、3年という数字は目安になるので、実際に開けてみて違和感があれば使用しないほうが得策ですよ。
開封済みの場合は、半年程度で捨てることが奨励されている化粧品がほとんど。化粧品には肌との密着性を高めるため多くの油分が含まれているので、空気に触れると酸化します。酸化することで商品が劣化するため、期限が切れた化粧品を使い続けると肌の炎症や色素沈着が起こる原因になってしまうかも。
どのくらいで買い替えるのが得策?
目の付近に使用する化粧品は雑菌がもっとも繁殖しやすいため注意が必要です。マスカラ、リキッドアイライナーは3カ月を買い替えの目安に。その他には、化粧水や洗顔などのスキンケア用品や口紅などのリップメイク商品は6カ月、ペンシルアイライナー、アイシャドウはちょっと長めの1年以内を目安に買い替えるのがおすすめです。
また、乳液やリキッドファンデーションなどで液が分離していたり、ツンと鼻に来るような匂いがしたら、目安の期限が来ていなくても思い切って捨てましょう。変色している時も化粧品が腐っている場合があるので同様です。
化粧品を長持ちさせるための管理方法
化粧品を長持ちさせるためには、直射日光が当たるところに置かないことや、なるべく湿気のない涼しい場所に保管することが大切。中には「冷蔵庫に入れる」という人もいるようですが、冷蔵庫内と冷蔵庫外の温度差で化粧品の劣化のスピードを上げてしまうこともあるので、冷蔵庫保管は避けた方がいいかも。
また多く取りすぎたからと言って一度手に取ったものを容器に戻すことはNG。雑菌が繁殖する原因になってしまいます。肌に直接触れるパフやブラシを清潔に保つことも重要事項。化粧品の中で雑菌が繁殖してしまうと、場合によっては「マスカラがカビの温床になってた…」「久しぶりに開けた化粧品の異臭がすごくてちょっと吐きそう」なんて、想像しただけでぞっとする状態になってしまうことも。
直接肌に触れる化粧品だからこそ、期限をしっかりと把握して、清潔なものを使うように心がけてくださいね。
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