美容スペシャリストな自分になるために
チリチリになったまつ毛パーマの修復法
自まつ毛にパーマ液をつけ、柔らかくなったまつ毛にロットやビューラーをかけることで、お客様好みのまつ毛スタイルを作るまつ毛パーマ。便利ですが、工程の特殊さから毛先がチリチリになることもあります。そんな悲劇的な事が起こる原因などを見ていきましょう。
これって失敗!?まつ毛パーマの失敗例
まつ毛パーマの失敗をどの基準で判断するかは個人によって異なります。これらの内容が当てはまれば失敗と判断して良いでしょう。
- まつ毛の向きがバラバラで、目にささってしまう
- まつ毛が切れて短くなった
- 縮れてしまってチリチリになった
- まつ毛がひどいダメージを受けてしまった
また、まつ毛そのものには問題がなくてもまぶたが赤く腫れてしまったなど、施術によって体調に異変が現れた場合は、さらに注意が必要です。このような失敗を防ぐため、サロン選びをしっかりし、国家資格保持者による施術なのかも含め、事前に調査しておくことが大切です。
対処・修復方法は?
サロンで対処・修復する場合
パーマ液をまつ毛に浸透させ過ぎてしまったチリチリまつ毛は修復が困難。
サロンでの「お直し」には、もう一度パーマをかけ直すという方法、もしくはストレートパーマをかけるという方法があります。カールが弱い、一部分にパーマがかかっていない、といった場合ならもう一度パーマをかける方法が有効ですが、かかり過ぎてチリチリになったまつ毛には残念ながらあまり効果がないのです。
その場合には後者のストレートパーマをかけるという方法がありますが、既に傷んでしまっているまつ毛に追い打ちをかけてしまうため、あまり最適な方法とは言えないかもしれません。
自分で対処・修復する場合
サロンに断られてしまい、自分で何とかしなければならない時、まつ毛パーマをしたばかりであれば、打つ手はあるかもしれません!
まず、目元リムーバーでまつ毛を洗いましょう。一般的に「髪のパーマをしたその日はパーマ液を浸透させるために髪を洗わない」とされていますが、これと同じ原理を使ってまつ毛パーマ液を落としていきます。
まつ毛パーマは水分や熱に弱いとされているため、サウナに入ったり、ホットスチーマーを顔に当てれば、クセを弱めやすくなります。かけたばかりのパーマ液はオイルにも弱いので、家に帰ってすぐにオイルインのメイク落としでまつ毛を優しく洗ってあげるのも1つの対処法。
また、まつ毛パーマは自まつ毛にパーマをかけているため、その自まつ毛が生え変われば健康なまつ毛が生えてきます。これを利用して、まつ毛美容液を塗るようにし生え変わりを促すのもいいでしょう。
関連記事:まつ毛美容液のおすすめな使い方
まつ毛パーマはデメリットが多い?
まつ毛パーマには多くのメリットがある反面、デメリットも潜んでいます。まつ毛パーマは薬品を使用してまつ毛の形状を記憶させるため、失敗するとかけ直しができません。
仕上がりを見てから調整ができないため、一発勝負という側面もあります。
パーマ液は、髪への使用においてもダメージが懸念されますが、まつ毛への使用の場合はより顕著にダメージが現れることがあります。人によっては、まつ毛がボロボロになってしまう可能性も否定できません。
また、目元という非常にデリケートな部分に薬品を使用するため、これから生えてくるまつ毛を細くしてしまう恐れもあります。さらに、薬品が合わず脱毛症になる危険性も出てきます。必ずしもそうなるとは限りませんが、そのような可能性もあるということを頭の片隅に入れておきましょう。
まつ毛パーマで毛先がチリチリになる理由とは?
まつ毛パーマで毛先がチリチリになる原因は、ロッドで巻く際に失敗してしまうこと・パーマ液を付けた後に放置する時間が長すぎること・パーマ液まつ毛の途中ではなく毛先まで塗ってしまうこと などが考えられます。
ロッドで巻く際に失敗した
パーマ液を付けた後に、ロッドを使ってまつ毛のカールを決めていくのがまつ毛パーマの流れ。もちろん、自宅でセルフまつ毛パーマを行った場合にはロッドへの巻き付けも自分でしなくてはいけません。失敗して何度もやり直している内に、気づいたらまつ毛がチリチリになってしまった、なんてことも…。
サロンでは巻き付けに失敗するということはないので、初めてのまつ毛パーマの場合にはサロンにお願いした方が良いかもしれません。
放置時間が長い
パーマ液を付けた後にはまつ毛を固定させるためにしばらく時間を置くのですが、その放置時間が長すぎることも原因の1つ。サロンで施術をする場合には正確に時間を測って行いますが、セルフで行う場合にはついうっかり長時間放置してしまうことも。
まつ毛にとってパーマ液は少なからずダメージを与えるものなので、定められた時間以上は放置しないようにしましょう。
もちろん長く放置すればするほどパーマが綺麗に仕上がるというわけでもないので、あえて長時間放置することも絶対にNG!
パーマ液を毛先まで付ける
まつ毛は、髪の毛と比べてとても細くて弱いのが特徴的。そのため、基本的にはまつ毛の毛先までパーマ液を付けず、まつ毛の中ほどでとどめておくのが良いとされています。それにも関わらず、まつ毛の毛先までたっぷりとパーマ液をつけてしまった場合にはロッドを取った瞬間からチリチリになってしまうことも…。
「毛先まで綺麗にカールをさせるために、毛先までパーマ液をつけたい」と思っても、まつ毛のことを考えてパーマ液の塗布はまつ毛の途中までにしてもらいましょう。
まとめ
朝目覚めた瞬間からまつ毛がくるんとカールして、メイクの時短にもつながる便利なまつ毛パーマ。便利で可愛いですが、その分デメリットもあるのだということを覚えておきましょう。
髪の毛同様、まつ毛パーマもまつ毛に少なからずダメージを与えてしまうので、一度かけたらしばらく間をあける必要があります。「デザインが気に入らない…」「失敗してしまった!」という場合でも、短期間に何度もかけなおすことは絶対にNG!
まつ毛美容液を使ってパーマのかかった部分を伸びやすくする、まつ毛エクステを付けてまつ毛のばらつきを解消する、といった方法でまつ毛パーマの修復をしてみてくださいね。
この記事に関連するキーワード
関連求人を探す