美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.04.18
接客が苦手で人見知りな美容師を卒業するには
美容師の仕事は「接客」が大半を占めます。人見知りには大変です。けれども好きで就いた仕事なら、そんなことも言ってられません。どのように折り合いをつければ良いのか、解決策や克服する方法を紹介します。
お客様が必ずしも会話を求めているわけではない
人見知りの美容師にとって、特に苦手意識が強いのは、お客様との会話です。何を話して良いのか分からないし、うまく盛り上げられなかったり、不用意なこと口走ったりすれば、お客様の機嫌を損ねてしまうかもしれません。
けれども、すべてのお客様が美容師との会話を求めているわけではありません。同じように人見知りのお客様もいます。お客様は髪を切るために来店するので、カットの技術が良ければ、会話が苦手でも指名してもらえる可能性は高まるでしょう。
ただし店舗によっては、営業や販売のためにお客様への声掛けや会話をノルマをとしているところがあります。勤務先を選ぶ時には、どのような人材を求めているのか十分に確認しておきたいところです。
最低限の接客マナーは身につけよう
いくら人見知りでも、まったく接客をおろそかにして良いわけではありません。態度が悪かったり、不愛想だったりするとお客様を怒らせてしまいます。基本的な挨拶や礼儀、言葉遣いは身につけておきたいものです。
とくに重要なのが「笑顔」です。入店したばかりで接客や技術が拙くても、笑顔でいればお客様は安心します。常に笑顔でいられるように普段から鏡の前で練習しておくと良いでしょう。
だらしない印象を与えないのも大切です。立つ時は背筋を真っ直ぐ伸ばすなど、身のこなしがきれいであれば、それだけで好感度は上がります。
お客様が答えやすい会話を心がける
カットやスタイリングでお客様を満足させるには、相手が何を望んでいるのか、しっかりと把握しなければいけません。自ら発信してくれるお客様は別として、そうでないお客様からは、会話が苦手でもこちらから聞き出さなければいけません。
例えばカットを始める前に、「どのようにしますか?」と聞くのは漠然とし過ぎて、お客様が答えに困ってしまいます。多めにカットしたいかなるべく長いままにしたいかのように、あらかじめ選択肢を用意したり、イエスノーで答えられるようにしたりすると、お客様は答えやすいし、美容師としても話の主導権を握っているので、出来上がりをイメージしやすいでしょう。
経験と自信が人見知りを克服する
接客が苦手な背景には、単に人見知りなだけでなく、自信の無さもあります。特に美容師として働き始めたばかりの頃は、接客のさじ加減が分からず、戸惑うことばかりです。ある程度経験を積んで場数を踏めば、お客様に対してどのように接すれば良いか、コツをつかんできます。技術の向上も自信につながります。まずは、最低限の接客マナーを身につけ、自分のできることから始めてみましょう。
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