美容スペシャリストな自分になるために
作成:2016.04.30
自由に働く! サロン開業への第一歩に…フリーランスの美容師
美容師って素敵な仕事だけど、基本土日が仕事で、勤務時間もなかなか長いし…という方、またはそういった悩みを抱えている美容師は多いのではないでしょうか? そんな美容師の中でも、比較的自由に働くことができるのがフリーランスです。
フリーランスの美容師はサロン側にとっても需要があり、決してなることが難しいわけではありません。「もっと自由に働きたい!」と思っている美容師の方は、フリーランスという道を検討してみては?
フリーランスになるには
フリーランスで働くには「業務委託」と「面貸し」の2種類があり、売り上げがサロンと美容師、どちらに依存するかという点が異なります。まず、業務委託はサロンの売り上げの中から美容師に報酬を支払います。一方、面貸しの場合は、美容師がサロン内のスペースを借り、売り上げの中から場所代を払う契約方法です。
フリーランスのメリット
それでは、美容師がフリーランスで働くことのメリットとデメリットを確認していきましょう。
収入とやりがい
サロン勤務でも歩合給はありますが、フリーランスの方が歩合の金額は大きく、成功すれば従業員時代よりも高収入が見込めます。また、実力によってサロンと報酬の交渉をすることも可能。働けば働くほど収入が上がるのは、美容師にとって大きなやりがいになるでしょう。
時間が自由
労働時間が長い美容師ですが、フリーランスだと働く時間を自分で決めることができます。休日も好きな日に取得できるので、従業員時代より自由な生活が可能で、家庭に時間を注いだり、経営などの勉強をする時間も。成功すれば資金と時間、両方が手に入るので、サロン開業の前にフリーランスの道を選ぶ美容師も多いです。
お客様がより大切に感じられる
フリーランスで得られる収入はサロンの従業員時代と違い、お給料ではありません。お客様が払ってくれる料金の中から、自分の収入が生まれるという意識が強くなるので、お客様がより大切に感じられます。一人ひとりのお客様とより深いつながりを築けるようになるので、将来的に店舗オープンを計画している場合、「面貸し」で多くのお客様を獲得しておくことは将来の財産になるでしょう。
フリーランスを雇うサロンのメリット
フリーランスのメリットは美容師だけにあるのではありません。サロン側にもあるからこそ、フリーランスの美容師に対するニーズが増えているのです。
低コストで戦力を確保
フリーランスの美容師は教育コストに加えて、社会保障等の費用もかかりません。新人を戦力になるまで一から育てるより、フリーランスと契約するほうがコストが抑えられます。
一流の技術を導入
フリーランスを選ぶ段階で、技術的にもある程度の自信を得ている美容師が多いです。実力のある美容師が加わることは、サロンにとって大きな刺激になり、他の従業員の教育にも良い影響を与えてくれます。お客様から見ても、美容師同士が切磋琢磨して働いていると活気を感じてもらえるかもしれません。
フリーランスのデメリット
もちろんメリットばかりではなく、デメリットもあるので世の常です。
収入の保証がない
フリーランスで成功していても、病気や怪我など何かの事情で急に働けなくなった場合、収入は完全にゼロとなります。特に美容師は仕事中ずっと立っている仕事なので、腰を痛める人も多い職業。フリーランスで働く以上は避けられないリスクなので、収入の保証がないということは頭に入れておかなければなりません。
確定申告などが複雑
美容師に限ったことではありませんが、フリーランスで働くと、面倒な手続きを自分で行わなければなりません。特に確定申告は時間がかかりますが、きちんと行わないと損することもあるので注意しましょう。
成功すれば、収入と自由な時間を手に入れられるかもしれないフリーランス。独立を目指す美容師にはもってこいですが、失敗してしまったときのリスクも大きくなります。また、もっとも大切なのは、勤めていたサロンを辞めるとき。できるだけ円満退社できるように気をつけなければなりません。1人で勝負していくフリーランスは、多くの人の助けが必要になります。サロン勤務で築いた人脈は貴重ですよ! できるだけ早くから退社したいことを伝え、迷惑がかからないように配慮しましょう。
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