美容スペシャリストな自分になるために
セラピストがサロンを開業するときに準備すべきことって何?
サロンのコンセプト、サロンの名前を決める
セラピストとしてサロンを開業する場合、まずはサロンのコンセプトとそのコンセプトに沿ったサロンのネーミングが大切になってきます。どのようなサロンにしたいのか、メインサービスは何か、どのような方向性で行きたいか、サロンのコンセプトに一貫性を持たせるようにします。初めにしっかりコンセプトを決めて準備を進めていくことで、あとでブレずにサロンの運営を行うことができます。
また、サロンのコンセプトがしっかり決まったら、サロンのネーミングもコンセプトに合わせて決めていきます。ネーミングも非常に大切になってきますので、重要なポイントです。親しみやすく、覚えやすく、オシャレな感じを出せるといいですね。
サロンの場所やメニューを決める
セラピストが開業する際に必要な準備として、サロンの場所やメニューをしっかり決めることも大切です。まずは、サロンのコンセプトに合っているかどうかが大切になってきます。自宅の1室でサロンを開業するのか、新たに店舗を借りるのか、自宅をリニューアルするのか、新しく店舗を立てるのか、予算に応じてしっかり検討しましょう。
サロンの場所が決まったら、メニューを考えましょう。サービスの内容・価格設定・従業員の有無・営業時間はどのようにするかなど具体化していきましょう。
色々な決定事項
- サロンの場所(自宅サロン、店舗)
- サービス内容(具体的なメニュー)
- 価格設定
- 従業員
- 営業時間・定休日
サロンのコンセプトや場所が決まったら、コンセプトに沿って大きな枠組みを決めていきましょう。
開業届を提出する
セラピストとして開業する際に、コンセプト、枠組み、場所などが決まったら、税務署に開業届を提出する準備をしましょう。
開業届のメリット
- 青色申告で65万円の控除を受けることが出来る
- 赤字を繰り越せる
- 個人事業主になれる
- 職業欄に自営業と書ける
- 銀行口座を屋号で作れる
開業届提出方法
- 税務署のHPで申請書(個人事業の開業・廃業等届出書)をダウンロードして、必要事項を記載
- 開業してから1ヶ月以内に、現住所の所轄の税務署へ申請書を提出
開業届を提出するのは意外に簡単です。不備がなければ、あっさりと受理されます。
開業届が無事に受理され、晴れて個人事業主になれたら、早速HPを作成したり、備品や道具を揃えましょう。コンセプトに沿ったオリジナリティあふれるHPを作り、備品や道具もコンセプトにしっかり合わせて購入するようにしましょう。
セラピストの開業に必要なノウハウや資格
セラピストとして開業するためには、様々なノウハウや資格も必要になってきます。中でもサロンの「運営方法」や「経営」についての知識は必須と言えるでしょう。
実践的な知識を身につけたいなら、サロンの店長やマネージャーに就任して管理業務を担当するのが確実です。独立・開業の支援制度がある、経営者育成のためのスクールに通うのもおススメ。スクールでは、サロンに必要な経費や税金など金銭に関する知識から集客・人事に関する知識まで、幅広く教わることができるでしょう。さらに実践的な知識として、お店のコンセプトづくりについて助言をもらう機会も。中にはスクール卒業後もサロンで使用する商材の購入などについて、アドバイスを無期限的に受けられるところもあるようです。
また、セラピストとして確かな実力を持っていることをアピールするために資格を取得しておくことも重要です。セラピストが開業するために必須となる資格はありませんが、だからこそ資格を持っているとお客さまに信頼感を抱いてもらえるはず。例えばアロマセラピストの場合には、「公益社団法人 日本アロマ環境協会」の認定している各種資格の取得を目指す人が多いようです。同協会では最もベーシックな「アロマテラピー検定1級・2級」から始まり、さらに専門的な「アロマテラピーアドバイザー」や「アロマセラピスト」、「アロマテラピーインストラクター」といった資格まで発行。ただし「アロマテラピー検定1級・2級」以外の資格は、同協会の会員でなければ取得できないので気をつけてくださいね。
セラピストの開業に必要な費用について
セラピストが開業する際には、多額の資金も必要になってきます。用意する資金の総額は100~200万円前後を想定しておきましょう。ちなみに資金の内訳としては、大まかに「場所代」「人件費」「商材費」「広告宣伝費」に分けることができます。
まず「場所代」から見ていきましょう。セラピストの開業場所は賃貸マンションやテナント、自宅など様々ですが、選択する場所によって費用も異なるもの。さらに集客にはサロンの“雰囲気づくり”も大切なので、インテリアや修繕費など内装にもお金がかかるでしょう。
「人件費」についてはサロンの規模や雇用する人数にもよりますが、最初は個人で始めることもできるので必須ではありません。経営が軌道にのってきた後で人を雇うなど、自分で方針を決められるのもサロン開業の面白いところですね。また「商材費」にはサロンで使うオイルや化粧品など始めとして、ベッドなどの大きな家具類やタオル・シーツなどの細かい道具まで含まれます。
そして「広告宣伝費」はチラシ広告やネット広告にかかる費用のこと。チラシ広告は近所の人や道行く人に直接配ることができるというメリットがあり、ネット広告もインターネットが普及している現代での集客方法として非常に有効。ただし業者に委託すると費用がかかってしまうという難点もあります。TwitterやFacebookなどのSNSを使えば費用を抑えることができるので、経営方針に合った宣伝方法を模索するのがおススメですよ。
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