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更新:2021.04.12

作成:2017.03.14

アイリスト

目の中に入ったまつ毛の取り方について


 

ほとんどの人が、「抜けたまつ毛が目に入ってしまって痛い!」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。鏡を見てすぐに分かる場所に入ったまつ毛ならすぐに取ることができますが、自分では見えないような奥の方に入ってしまうとなかなか取ることができませんよね。

今回は、目の中に入ったまつ毛の取り方をご紹介します。

INDEX
■抜けたまつ毛が目に入った場合
-入ったばかりのまつ毛を取る方法
-目の裏側に入り込んだまつ毛を取る方法
-こすらずに眼科へ行くのがベスト
■生えているまつ毛が目に入る場合
-目を傷つける逆さまつ毛とは?治療は可能?
■まつ毛を抜けにくくするには?

抜けたまつ毛が目に入った場合

入ったばかりのまつ毛を取る方法


 

入ったばかりのまつ毛であれば、比較的簡単に取ることができます。目の中に入ったまつ毛の取り方をいくつか方法をご紹介します。目を傷つけないように注意しながら、試してみてください。

 

目薬を多めに差すか、まばたきをして涙で押し流す

こちらは入ってしまったまつ毛を目薬によって押し返す方法。目を開けたままで目薬を差し、そのまま上下左右にゆっくりと眼球を動かします。

 

そして目を閉じた時に流れてくる涙とまつ毛をティッシュで拭き取るだけ。まばたきをする方法は、自然と涙が出るまでまばたきを繰り返した上で涙を拭き取りましょう。

 

洗眼液や水で目を洗う

こちらは目を洗うことで付着したまつ毛を取り除く方法です。洗眼液を利用する場合は、使用方法や用量を守り、正しく使いましょう。

 

薬剤が合わない人やアレルギーを持っている人の場合はトラブルを起こす場合があるので注意が必要です。また、出先などで洗眼液がない場合には、手のひらに水を溜めて水の中でまばたきをするという方法もあります。

ただし、コンタクトをしている場合には水道水で洗うことによってレンズを傷つけてしまうこともあるので、必ず一度外してから洗うようにしましょう。

 

綿棒にまつ毛を付着させて取り除く

水で濡らして柔らかくした綿棒にまつ毛を付着させるだけの方法です。鏡で見ながら、目の中に入ったまつ毛にそっと綿棒を近付けましょう。

見えるところにまつ毛が入っている場合は、簡単に取れるのでおすすめです。

目の裏側に入り込んだまつ毛を取る方法

時には、上まぶたの裏側に抜けたまつ毛が入り込んでしまい、なかなか取れないということもあるでしょう。そんな時には、以下の方法を試してみましょう。

  1. あごは上げたままで、目線だけ下を見る。
  2. ※この時まぶたの力は抜いておく

  3. 親指で上まぶたをつまみ、人差し指を目の上に置いた状態でまぶたをひっくり返す
  4. 濡らした綿棒でまぶたの裏のまつ毛を取り除く

まぶたの裏にまつ毛やゴミが入ると、早く取りたいという気持ちから焦ってしまいますが、落ち着いて目を傷つけないように行うことが大切です。力を抜けば、意外と簡単にまぶたをひっくり返すことができます。

 

こすらずに眼科へ行くのがベスト

目に入ってしまったまつ毛を取る方法をいくつかご紹介しましたが、絶対にやってはいけないのが「目をこする」こと。

 

まつ毛やゴミが付着した状態で目をこすると、角膜が傷ついてトラブルに繋がってしまいます。具体的には視力の低下やウイルスの侵入による感染症や光を見た際に眩しくて目が痛むなどのトラブルが挙げられます。さらに、コンタクトレンズをしている場合には、レンズが割れてしまったり傷ついてしまったり、目に大きなダメージを与えかねません。

 

目に入ったまつ毛がどうしても取れないという時には、無理をせずに病院で診てもらう事をおすすめします。実はまつ毛が入っていなかったり、その逆でまつ毛が目の中に刺さってしまっていたりする場合もあります。目は傷がつきやすい部分でもあるので、自分で判断しない方が良いと言えるでしょう。場合によっては、「結膜炎」や「結膜結石」などの病気が発覚する事も。目に違和感がある時は、早めに受診してくださいね。

生えているまつ毛が目に入る場合

目の痛みを感じる時は、抜けたまつ毛が混入している事だけが原因ではないのです。生まれつきでまつ毛の生える向きが眼球に向いているという人もいるでしょう。その場合、ずっと目に違和感があり、まつ毛が混入しているような感覚になる事も。ここでは、逆さまつ毛についてご説明していきます。

目を傷つける逆さまつ毛とは?治療は可能?

なんだか常にまつ毛が目に刺さっている気がする」「実際は入っていないのに、目の中にまつ毛が入っているような痛みがある」そんな場合は、まつ毛が逆向きに生えている逆さまつ毛の可能性があります。

 

目にゴミなどが入り込むのを防ぐ役割をするのがまつ毛の役割。そして本来ならば、眼球に当たらないように眼のふちから外側に向かって伸びていくのがまつ毛の特徴です。ですが、逆さまつ毛の場合にはまぶたから内側に向かって生えているため常に眼球にまつ毛が当たっているような状態になります。

 

逆さまつ毛には大きく分けて「眼瞼内反症」と「睫毛乱生」の2種類があるので、「もしかしたら逆さまつ毛…?」と思った人は自分がどちらの状態なのかを調べてみると良いでしょう。

 

■眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

眼瞼内反症とは、まぶたの向き自体が眼球に向かって反ってしまっている状態の事。赤ちゃんや小さな子供だと、まぶたに脂肪が多いためにまぶたが内側に入ってしまっていることが多くあります。その場合、成長するにつれて正常な状態に治っていくので特に問題はありません。

 

また、高齢者になるとまぶたの皮膚がたるみ、まぶたが内側にひっくり返る事で逆さまつ毛の状態を作り出してしまうこともあります。

 
【主な治療法】

  • 糸を通すだけの埋没法手術
  • 皮膚を長く切る切開法手術

 

局所麻酔を行い、日帰りで手術を受ける事が可能です。5分程度の手術で身体への負担も少ないと言われています。

■睫毛乱生(しょうもうらんせい)

睫毛乱生とは、まぶたの向きは正常ではあるものの、まつ毛が眼球側に向かって生えてしまっている状態の事。こちらも眼瞼内反症と同様に幼児期にはよく見られますが、成長とともに正常な生え方に戻ることがほとんど。成長とともに改善されず、悪化をしてかゆみや出血を伴う場合には、眼科を受診しましょう。
 
【主な治療法】

  • 睫毛根を切除する手術
  • 睫毛根を電気分解する手術

 

いずれにせよ、逆向きに生えたまつ毛を自分で抜いてしまうことはNG!無理に抜いてしまうことで角膜を傷つけて、最悪の場合は失明する恐れもあります。気になった場合には必ず眼科に行って相談するようにしましょう。

 

まつ毛を抜けにくくするには?

まつ毛の混入を防ぐという意味でも、まつ毛を抜けにくくしておくと良いでしょう。まつ毛の毛周期は、一般的には3週間~3か月程度と言われています。そのため、「毎日毎日まつ毛が目の中に入って悩んでいる…」という人は、毛周期が崩れていて何かしらの生活改善が必要な場合があります。生活の改善だけでもまつ毛が抜けにくくなることも十分に考えられるので、まずは以下のような点に注意して生活してみましょう。

 

■まつ毛美容液を塗る

まつ毛を抜けにくくするためには、まずはまつ毛美容液を塗って強いまつ毛を育てましょう。マツエクの上から塗ることのできるタイプも多く展開されているので、普段はマツエクをしているという人でも使用することができますよ。

最近は「まつ育」もブームになっているので、サロンでまつ育メニューを導入しているところも。まつ毛のダメージや乾燥があまりにも気になるようなら、サロンに行って相談してみても良いですね。

■十分な睡眠を摂る

ストレスによって自律神経が乱れていると、まつ毛が育ちにくくなります。睡眠不足や栄養不足は自律神経の乱れの大きな原因なので、忙しくてもしっかりと睡眠を摂るようにしましょう。目の疲れを感じる時には、アイマスクや濡れタオルで目元をあたためてから眠るとリラックス効果を高めてくれますよ。

■バランスの良い食生活を心掛ける

一見無関係のように見られる食生活も、実はまつ毛に大きく関係してくるのです。食生活が乱れて栄養が不足していると、肌荒れや爪のひび割れなどを引き起こすことが多くありますよね。それと同じように、まぶたにも栄養が届かなくなって、元気なまつ毛が生えてこなくなってしまうのです。

 

どれだけ忙しくてもなるべく3食しっかり食べるようにして、不足している栄養分はサプリメントで補うようにしましょう。食生活に気を使うと、強いまつ毛が生えるだけでなく、肌が綺麗になったりお通じが改善されたりと良いことづくめ。

■ゴシゴシ擦るようなメイク落としをやめる

毎日メイクオフをする時に、ゴシゴシと強くこすって洗うこともNG!こすることはまぶたやまつ毛に大きな負担をかけるので、クレンジングオイルなどでくるくるとなでるようにメイクオフをしましょう。

 

また、メイクがしっかりオフできていないのもまつ毛への大きな負担になります。シートタイプのクレンジングはメイクが落ちにくいので、シートタイプを使用している人はジェルやクリーム、オイルといった洗い流すタイプに変えてみてください。

 

Author:美プロ編集部

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