美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.02.01
アイリストの就職先はまつエク専門店だけじゃない! 新卒でアイリストとして就職するために知っておきたいこと
まつげパーマ、まつげエクステのブームで需要が増加しているのがアイリストのお仕事です。以前までは、美容師免許を既に持っている人が転職してアイリストとして働き始めるという形が多かったようですが、最近では新卒者のアイリスト採用も増えているんですよ。
そこで今回は、新卒でアイリストとして採用してくれるサロンや美容室の実態、待遇などについてご紹介します。就職するにあたって知っておくと有利なセミナーなどの情報もご紹介しますので、「卒業してすぐにアイリストになりたい!」と考えている人はぜひ参考にしてください。
アイリストの新卒採用
平成20年3月の厚生労働省の通達によって、アイリストとして働くには美容師免許を取得していることが必須となっています。以前は資格がなくてもアイリストになれたのですが、現在は高校卒業後、美容系の専門学校などで美容師免許を取得しなければアイリストにはなれないんですよ。逆に言えば美容師免許さえ持っていれば美容師としてもアイリストとしても働くことが可能なため、現在美容師を志している人も、新しい可能性としてアイリストを視野に入れてみるのもありかもしれませんね。
アイリストを募集しているのは、まつげエクステ専門サロンだけではありません。まつエクがメニューに取り入れられている美容室やエステサロン、ネイルサロンなどでもアイリストを募集しています。そのためアイリストの求人を探すときは、専門店だけでなく、サロン業務を取り扱っている会社を幅広く探してみるといいでしょう。
アイリストを募集しているサロンの多くは、未経験者を歓迎しています。サロン業界全体で、まつエクの需要の高まりに対してアイリストの数が不足しているからなんです。さらにアイリストのほとんどは女性ですから、妊娠や出産で休暇をとらなければならなかったり、それを機に辞めてしまう人も多く、サロンの増加に対して常に人手不足という状態にあるようす。そこで経験のない新卒であっても、求めているサロンは多数存在するんですよ。
就職後の待遇・給与
サロンに採用されたからと言って、いきなりアイリストとして施術を任せてもらえることはほとんどありません。研修を受けたり、アシスタントとして現場で必要な知識を身につけていくところからのスタートとなります。研修期間は3カ月から6カ月ほどで、その後スキルテストを行ったり経験や業績によって昇級が決まっていくんですね。階級はジュニアアイリスト、レギュラーアイリストなどと名前がついていることが多く、アイリストはみんな実践と勉強を繰り返して一流の技術を身につけたトップアイリストを目指しています。
正社員としての初任給は大体18万円前後と言われていて、これは美容師の平均的な初任給を上回ります。先ほども述べた通り、美容師免許さえあれば就けるお仕事であるということ、そしてお給料が比較的高いことから、アイリストは美容師の再就職先としても人気が高いんだそうです。再就職先を探してやってくる人はすでに美容師としての豊富な経験を積んでいるので、未経験である新卒でも負けないようにしっかりと勉強しておくことが大事なんですね。
新卒におすすめなアイリストの資格
美容系の学校ではほとんどが美容師養成のためのカリキュラムを組んでいるため、アイリストとしての専門知識やテクニックを教えてくれる学校というのはまだまだ少数だと言えます。ですが、まつエクについての正しい知識と技術を持っていることを証明出来る“アイリスト資格”を発行している団体もいくつか存在します。たとえば代表的なものでは「日本アイリスト協会」や「日本アイラッシュ美容協会」などがあり、まだ美容師免許を持っていなくても受講できるセミナーや資格試験が設けられていることも。美容師免許の勉強と共にアイリストとしての知識も並行して吸収していけば、就職の時に有利になるはずですよ。
画像出典:Joshua Ganderson / untitled(from Flickr, CC BY 2.0)、mbtrama / mascara (from Flickr, CC BY 2.0)、anna carol / cílios(from Flickr, CC BY 2.0)
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