美容スペシャリストな自分になるために
アイリストが上達するための自宅練習の方法
いつまで経っても上達しないと悩んでいるアイリストの方は、練習方法に原因があります。効果抜群の自宅でできる練習方法をご紹介します♪ちょっとした工夫もご紹介しますので、練習の効果がなかなかでない人は試してみてくださいネ♪
まずは器具にきちんと慣れよう
アイリストに早くなりたいからといって、自宅で基本をおざなりにした練習をしていると、上達するどころか変な癖がついて施術が下手な人になってしまいます。
まずは、アイリストに欠かせない道具の扱いに慣れる事が先決です。そのあと、施術の基本「根元を空けてつける」「まつ毛一本一本につける」「まっすぐつける」などを体で覚えていきましょう。練習に付き合ってくれる人が見つからない人は、市販の「つけまつ毛」を練習台として使用することが多いのですが、基本を覚える段階では「つけまつ毛」を使う必要はありません。
まずはまっすぐ、一本一本につけることを覚えるため、対象となるまつ毛が一本一本切り離された状態のものが練習しやすくておすすめです。たとえば、エクステンションをティッシュ箱などの端に貼りつけ、練習用の土台とする方法です。
まつ毛を一本ずつスペースを空けて貼り付け、その一本一本に施術をする練習をしていきましょう。慣れてきたら練習用まつ毛の間隔を狭めていき、時には斜めに貼りつけて自まつ毛のようにしていくと、難しいタイプのお客様にも難なく施術できるようになります。
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スピードアップを重視して実践的になろう
基本となる技術が十分に出来るようになり、道具の扱いにも慣れたら、よりスキルアップできる練習を始めましょう。
いつまで経っても上達しない、という人の多くは一本一本丁寧に付けることに気をとられ、施術時間を意識しない練習を行っているようです。本番では、60分つけ放題など時間単位のメニューもあり、一本つけるのに時間がかかってしまうと数多く付けることが出来ず、お客様の期待に応えられなくなってしまいます。
お客様に「つけ放題なのに、これだけしか付けてくれなかった」と不満を抱かせてしまうと、次の予約にはつながりません。また、他店にお客様が流れてしまう要因にもなります。
自宅で練習する際は、実際にお店でアイリストとして働いているつもりで時間を計りながら挑戦してみましょう。自分が一本つけるのにどれくらいの時間をかけているか、60分以内に何本つけられたか、毎回記録していくと成長も実感できてより練習が楽しくなってきます。
練習して早く慣れたいアイリストの“道具”
道具に早く慣れることが技術力向上への近道。ここではまつ毛エクステに使う道具を一通り紹介します。
まつ毛エクステ
太さやカールの度合い、質や長さなど様々な種類があるエクステ。形によって仕上がりのイメージも変わるので、一通りのタイプを把握しておきましょう。扱っている種類にもよりますが、より多くのタイプに慣れておくことでお客様への提案がスムーズになるはずです。
ツイーザー
先の尖ったピンセットのようなもので、エクステをつまんだりまつ毛をかき分けたりする時に両手に一つずつ持って使用します。ツイーザーの扱いはアイリストの必須技術なので、エクステを掴む練習は欠かさずに行ってくださいね。
グルー
まつ毛エクステを自まつ毛につけるための接着剤。商品によって強度、匂いや刺激も異なります。実際の業務では複数のグルーを用途によって使い分けましょう。グルーにより強い刺激を感じてしまうお客様は多いので、それぞれのグルーの特徴を理解しておきましょう。
グルー台
グルーを乗せる専用の台で、直径5センチ程度のもの。取り出したグルーの硬化を遅らせるために、熱を持ちにくい大理石などの石で出来た商品がおススメです。
サージカルテープ
施術の際に瞼と下瞼に貼って目を保護すると同時に、施術をしやすくするための医療用テープ。施術中にグルーや薬剤が目に入らないように、液体を吸収しやすい素材でできています。また、下まつ毛をおさえるように貼り、グルーの付着を防ぎます。
プライマー
まつ毛エクステをつける前に、まつ毛の汚れや油分を落とす処理溶液。グルーを使用する前にプライマーでまつ毛の汚れを落として、グルーのもちをよくしましょう。
リムーバー
まつ毛エクステをオフする際に利用する溶剤で、綿棒に染み込ませてまつ毛エクステを軽くこするとグルーが次第に溶けていきます。部分的に溶かしたいならジェルタイプを使用、全体的に溶かしたいならクリームタイプというようにうまく使い分けるのがポイント。
マイクロブラッシュ
まつ毛の施術用綿棒。リムーバーを使う時や余分な油分を取り除くときに使用します。
アイリストとして上達するために、マネキンを使って練習しよう
それぞれの道具を使いこなすために練習は必須ですが、技術が未熟な間は友人や知人などに練習台になってもらうのは避けましょう。目の周囲というデリケートな部分を扱うので、何かあった時に大事に至ってしまいます。
練習には、まつ毛エクステの専用マネキンを使用するのがおススメ。後頭部が平らになっており、安定した状態で施術することが可能です。最初の頃はなるべく毛が少なめのつけまつ毛を買ってきて、マネキンのまぶた部分に専用の接着剤で固定。白色の保護テープを貼ってからまつ毛を貼ると、視認しやすくなるため練習効率もアップしますよ。
正しい練習は自分の自信につながる
自宅練習を効率良くするには基本をしっかり身につけ、道具の使い方に慣れること。そして、時間を計り、実践的な練習を繰り返すことが肝心です。
時間を計りながら、まずは60分で60本を目指してみましょう。一本を60秒でつけられるようになれば、次は50秒、40秒と目標時間を縮めていきます。結果が出てくれば、自分の成長を実感でき、アイリストとしての自信にもつながります。
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