美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.02.23

作成:2017.02.22

アイリスト

ギャル目にさせないナチュラルなまつ毛の本数とは?

女性の口元アップ
まつ毛エクステでは、せっかくの施術だからと、お客様はついつい多めに本数をオーダーなさってしまいがち。でも、アイリストがそのオーダーにそのまま応えていると「ギャル」の目になって「イメージと違う!」となりかねません。

そのまつ毛、盛りすぎていませんか?

お客様がまつ毛エクステを受けるときには、どんな目元になりたいかのイメージを予めアイリストに伝えてから施術を開始します。が、まつ毛エクステに対する誤解として最も多いのが「長ければ長いほど、多ければ多いほど、目が大きく見える」というもの。
 
「せっかくまつ毛エクステを受けるのだから」とお客様はついつい、想定していたよりも本数を多めに、長さを長めにオーダーなさることが多いものです。
 
アイリストがそれにそのまま応えていたら、ナチュラルなイメージでオーダーしたつもりが「ギャル」のような派手な印象を与える目になり「イメージと違う!」「似合わない!」ということに。12mm以降の長さに人気が集まっていますが、日本人のまつ毛の長さの平均は6.8mm、本数の平均は100~250本くらいです。
 
「ナチュラルなイメージで」とオーダーしていたお客様が、施術時に「せっかくだから」と、長さを12mmにして、本数は両目合わせて150本とオーダーしたら。まつ毛エクステをしたことが明らかに分かる、派手な印象の「ギャル」のようになってしまうでしょう。
 
これでは、お客様のご要望に沿ったとしても「イメージと違う!」ということになりかねないですよね。
鏡を見て驚く女性

誰もが「ギャル」が似合うとは限りません

まつ毛エクステは、長さや本数、まつ毛の太さなどによって、目元と顔のイメージを変えるアイテムです。でも、お客様がたとえば「ギャルっぽく目を大きく見せたいから、長く太く、多くして!」と希望しても、そのお客様の持つ「ギャル」なイメージ通りに仕上がるとは限りません。
 
目の幅が広い人に両目合わせて100本を装着すると「華やかな目」を作ることが出来ますが、目の幅が狭い人に100本を装着すると、まぶたにまつ毛が密集して、不自然に見えてしまいます。
 
また、まつ毛が柔らかくて細いお客様に、太めのまつ毛エクステを装着しても、まつ毛がエクステを支えられないので、下がってしまい、かえって目が小さく見えてしまうこともあります。
 
まつ毛エクステは同じものであっても、目の大きさや形、自毛の太さなどによって見え方・イメージが変わるものです。
 
アイリストによっては、「人気のある長さは12mm、ナチュラルな仕上がりにするなら9~10mmです」などと説明することがありますが、「ナチュラルデザイン」にしたければ、本数としては両目120本までが限度。100本くらいであればまつ毛へのダメージも抑えられます。
 
長さは、お客様のまつ毛からプラス1~4mmが目安。先ほどの平均的なまつ毛の長さを基準にするなら、8~11㎜です。
 
太さは、柔らかくて細いまつ毛のお客様なら細目の0.1mmに。太くてコシのあるまつ毛をお持ちのお客様には0.2mmを選んでも良いでしょう。
 
お客様の目とまつ毛、イメージしているテイストに合わせて、適したまつ毛エクステを提案するのも、アイリストの腕の見せどころです。

お客様がなりたいイメージをしっかり確認して

女性の目元
お客様のオーダーと思い描いているイメージをしっかり受けとめて、その内容に沿って施術することがアイリストの使命。ですが、お客様が、そのイメージ通りの目になるために適したまつ毛エクステがどんなものであるかを理解しているとは限りません。
 
アイリストが「ナチュラル」なイメージを持つお客様の目を「ギャル」にしてしまわないようにするために、アイリストはカウンセリング時にお客様の目の形や大きさなどを見て、お客様のオーダーとイメージをしっかりお聞きし、ときにはお客様の目に合うイメージを提案して、満足度の高いまつ毛エクステが施術出来るようにしておきましょう。

Author:美プロ編集部

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