美容スペシャリストな自分になるために
エステティシャンの大手と個人サロンの違い
全国に約7万人いるといわれているエステティシャン。全国にも、さまざまな種類のサロンがあります。
ここでは、大手サロンと個人経営のサロンのメリットやデメリットを比較検討していきたいと思います。
大手サロンのメリット&デメリット
大手サロンは、事業規模も大きく、チェーン店を増やしたり、最新機器の導入をしたりということを、いち早く行うことができます。
最新機器を使えるメリットは、人数が少なくても施術数を増やすことができて効率化したり、施術のクオリティを同一に保つことができたりすること。そのため、お客様は担当以外のエステティシャンから施術を受けても、満足のいく効果を得ることができます。
さらに最新機器は、使いやすさや施術効果に対する性能が上がっています。これまでは、エステティシャンの施術経験がものをいう業界でしたが、未経験者でも機器の用途を覚えるだけで、簡単に施術を行うことができるようになりました。
さらに、顧客管理をするシステムを導入している場合は、お客様により均一のサービスを受けてもらうことができます。
例えば、全国展開している大手サロンでは、データ化した情報を他店舗に共有することで、お客様はどこのサロンに行っても、スムーズに施術を行うことができるのです。転勤などの事情でエステに通えなくなったお客様の情報を、他の通われる店舗に共有することで、エステティシャンもカンタンに引継ぎをすることができます。お客様に、再度施術の内容を確認する手間が省け、顧客を逃すことはありません。
また最新機器の導入の他、大手サロンは駅前などの優れた立地にあるため、お客様だけでなくエステティシャンにとっても通勤などの点でメリットがあるといえます。
デメリットとされるのは、営業時間が長いうえに営業時間が終わった深夜に研修などが行われるなど、拘束時間が長さです。
しかし、これらの研修は必ずスキルアップにつながるので、前向きに捉えればデメリットとはいえないかもしれません。
個人経営サロンのメリット&デメリット
事業規模が小さいため、大手サロンに比べれば顧客数もかなり少なくなります。そのため、エステティシャンは一人一人のお客様と、しっかりとコミュニケーションをとる事ができます。
個人経営のサロンの場合は、担当制が多く、一度担当につくとひとりのエステティシャンがケアすることができます。
そのため、しっかりとコミュニケーションをとり、信頼を得ることで仕事のやり易さややりがいが増します。
信頼が生まれれば、新たな施術もこのエステティシャンに頼もうという心理が働くので、ほかの施術もオススメしやすいことも。
デメリットとしては、店舗や設備が豪華でなく、機器などの導入も難しいこと。最新機器を使用できるのは大手サロンのメリットで、個人店のデメリットともいえます。
また、スタッフが少なく、異動もないため職場の人間関係が上手くいかないと、働いていくには厳しいことなどがあげられます。
どちらが自分にあっているのかしっかりと判断しましょう
大手と個人サロンには、それぞれの良さがあります。大手サロンの場合は、施術やサロンワークを分担することが多く、特定の施術を専門的に行うことも。そのため、多くの人を施術し、経験を積めますが、知識やスキルが限定されていまうというケースもあります。
個人サロンの場合は、施術もサロンワークなどの裏方も全てこなしていくため、将来的に独立を考えている人などには、よい勉強になるかもしれません。
ご自身がエステティシャンとして何を目指したいのか、何を学びたいのか、どのようにスキルアップしていきたいのかなどをしっかりと考えながら選択していきましょう。
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