美容スペシャリストな自分になるために

作成:2016.11.18

美容師

国際化の波が美容師にも押し寄せる!? 転職にもプラスになる美容院での接客英語


美を扱う職業として大人気の美容師という仕事。自分の技術を高めるために、ヘアメイクアーティストとして海外に留学・就職する人も多いですね。そんな時に必要なのが“英語力”。どんなにスキルがあっても、どんなに技術を高めようと思っていても、周りの美容師やお客様とのコミュニケーションをとることができなければ、自分の力を発揮できませんよね。
 
また、最近では美容業界にも国際化の波が押し寄せているので、国内で仕事をする時にも英語で交流が取れることは大切。日本で暮らす外国人にとって英語が通じる美容院はそれだけで重宝されるので、生き残り競争の激しい美容師業界で英語が話せるというのは強みになります。そのため、転職時にも大きなアピールポイントになりますよ。

基本的な接客英語を身につけよう

まずは基本的な接客英語を身につけておきましょう。たとえばお客様が来店した時には英語で「May I help you?」と言います。直訳すると「なにかお手伝いできることはありますか?」という訳になりますが、「いらっしゃいませ」とお出迎えするための言葉として使われます。

Do you have an appointment?(ご予約はありますか?)

あいさつを交わしたら、最初に予約があるかどうかを確かめておかないといけませんね。「Yes,I have.」(はい、しています)と返ってきたら、「Can I have your name?」(お名前よろしいですか?)と予約の名前を聞きましょう。「What’s your name.」だとお客様に対して失礼な言い方になってしまうので、気を付けて。

Please,come this way.(どうぞ、お入りください)

入店を促す時や席に案内する時に使います。席まで来たら「Please have a seat here.」(どうぞ、こちらにおかけください)と伝えて座ってもらいましょう。

How would you like today?(本日はどのようになさいますか?)

入店からのやり取りが無事できたら、次はいよいよカウンセリング。日本語の時と同じように、お客様の要望を聞くところからはじめましょう。「How much do you want me to cut?」(どのくらいの長さにしますか?)や「What kind of style would you like?」(どのようなスタイルがお好みですか?)など、具体的な要望を聞きます。

Thank you for coming today.Have a nice day.(ご来店ありがとうございました)

全ての施術が終わったら、最後は感謝の言葉で締めくくります。「Please come again!」(次回のご来店をお待ちしております)などでもOK。
 

英語が苦手…そんな人は必要な単語だけでも覚える!

簡単な4つの文章を紹介しましたが、この時点で「わたしは英語が苦手だから、ムリ…」とくじけそうになっている人もいるかもしれません。そんな人は、必要な単語だけでも頭に入れておきましょう。美容院で頻出する単語さえ分かっていれば、ある程度は身振り手振りでコミュニケーションを取ることもできます。カウンセリングの時にヘアカタログを使えば、英語が上手ではなくても、希望のスタイルを聞き出すことができるはず。

colored(カラーリングする)

permed(パーマをかける)

styled(スタイリングする)

straightened(ストレートにする)

curled(カールする)

layered(レイヤーをいれる)

 
これらの単語は「Would you like to get your hair straightened?」(ストレートになさいますか?)というように、最後に入れ込むことで「カラーリングなさいますか?」「パーマをかけますか?」という意味に変えることができます。
 
ちなみに、美容師は英語で「hairdresser」や「hair stylist」。また、美容院は「hair salon」と呼ばれ、日本と同じく「barber」(理髪店)とは区別されています。
 

この話題は避けよう! 知っておきたいNG会話

外国の方とコミュニケーションをとるために英語力を鍛えることは大切ですが、肝心の会話の内容としてNGな話題も押さえておきましょう。日本のビジネスシーンでは、「宗教」「政治」「スポーツ」は話題にしてはいけないとよく言われますが、英語圏の人と話すときも同じ。特に「宗教」は日本人が思っている以上にデリケートな話題なので、必要がない限り避けましょう。また、出身国についても無闇に聞かない方が無難です。

多忙な美容師さんはまずは本でお勉強

また、英語力強化のために英会話教室や通信教育を受けようと考えている人も多いでしょう。でも、労働時間の長い美容師という仕事上、勉強のための時間を作るのは大変ですよね。経済的に余裕がないという人もいるかもしれません。そこで役に立つのが美容院での会話表現や、美容師向けの英会話テクニックをまとめた書籍です。英会話教室に通うよりもずっと安上がりなので、空いた時間に勉強してみてはいかがでしょうか?
 
画像出典:Daniel Sancho / ebook (from Flickr, CC BY 2.0)Ray Dumas / Hair Salon (from Flickr, CC BY 2.0)angela n. / Sad Mumby (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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